緊急指定種に指定されたチョウセングンバイトンボ とは
KATSU
目次
2022年5月21日~2025年5月20日までの3年間、チョウセングンバイトンボが種の保存法に基づく緊急指定種の指定されました。
今回は、チョウセングンバイトンボとはどんな生き物かを簡単にご紹介します。
チョウセングンバイトンボとは
チョウセングンバイトンボ
【学名】 Platycnemis phyllopoda
【分布】 対馬、朝鮮半島、中華人民共和国、極東ロシアに分布する。
【特徴及び生態】
全長30mm~37mmのモノサシトンボ科の1種。国内に分布する近縁のグンバイトンボと同様に、オスの中・後脚の頸節は白色で軍配状に広がる特異な形態を有しているが、チョウセングンバイトンボは雌雄ともに腹部第10節が黒色で、頭部の後頭条が左右に分かれる点、オスの中・後脚の跗節が白色となる点が区別点として挙げられる。国内谷筋を流れる細い渓流及び樹林に囲まれた止水域で確認されている。
文章参照 出典:環境省 チョウセングンバイトンボ 種の保存法に基づく緊急指定種の指定について
チョウセングンバイトンボの写真は上記の環境省のページにございます。
緊急指定種について
今回、チョウセングンバイトンボは、緊急指定種に指定されました。
緊急指定種とはどういったものなのでしょうか。
こちらも環境省の「緊急指定種について」のページの文章を参照させていただきます。
緊急指定種の概要
緊急指定種は、新たに発見された種や絶滅したと思われていた種が再発見された場合など、特にその保存を緊急に図ることが必要な場合に捕獲などを禁止する緊急的な措置です。種の保存法第5条に基づき、環境大臣が指定し、指定の期間は最大で3年間です。
文章参照 出典:環境省 緊急指定種について
この指定された期間は捕獲や殺傷や販売の行為が規制されます。
つまり、個体を守る為、趣味や興味など含む採集などで個体を減らさないように、そのような行動を規制しますということですね!
今回、この環境省の記事を読んで初めて【チョウセングンバイトンボ】のこと、【緊急指定種】のことを知りました。
緊急指定種以外に良く聞く言葉として「絶滅危惧種」という言葉があります。絶滅危惧種とは名前の通り、絶滅する可能性が高い種類のことを言います。
絶滅危惧種はレッドリストというリストに記載されています。今度、現在の日本のレッドリストについてもまとめたいと思います。
今では多くの生物が絶滅危惧種としてリストに掲載されていますが、1種でも多く未来の地球で生きている姿を見れるように多くの人が保護活動や保全活動をしています。少しでも興味を持っていただけたら、保護・保全活動をされている団体のサイトを訪れてみてくださいませ。
団体の活動に参加する時、実は現地に行かなくても参加できる取り組みも昨今は結構増えています!日本全国どこからでも参加できる取り組みを実施している団体もいるので、ぜひ体験してみてください。
その行動が1種でも多くの生物を未来に繋ぐきっかけになるかもしれません。