テラリウムの住人④ コケとの生活
こびと
目次
場所が変われば姿も変わるコケがある?!
こんにちは、こびとです。今回もコケを紹介していきます。今回はコケリウム界で人気のあるコケについてです! 私の住む福井県では梅雨が明けましたが、皆さんの住む地域はいかがですか?
汗をかきそうですが、今日も野外へ出かけることにします!
コツボゴケ、その生態は?どこで見られる?
チョウチンゴケ科ツルチョウチンゴケ属のコケです。
日本全国で見られます。日本はもちろん、東アジア,ヒマラヤに分布し,山地の地上や岩、倒木の上に生息しています。その一方で、すぐそこの庭先や近くの公園でも見られる身近なコケなのです!
きらきらと輝くコツボゴケを見つけられたら、きっとすがすがしい気分になれるはず。さあ、コケとの出会いを求めて、今日も私と散歩に出かけてみませんか?
コツボゴケ、なぜ「小坪苔」?
畳2枚分程度(1坪)の小さな中庭のことを「坪庭」といいます。家の坪庭に植えられて親しまれてきたコケであることから、「コツボゴケ」という名前になったという説があります。
楽しみ方はいろいろ!
仮根を張って成長していくので、テラリウムの中に入れる岩に活着させられます。 コケリウムだけではなく盆栽や苔玉にも使われるこのコケは、主役にも引き立て役にもなる名プレイヤーですね!
コツボゴケは、ここで輝く
乾燥しているときと水を吸収した後では見た目が違うコツボゴケ。葉が光を通すほど薄いのが理由かもしれません。野外でコツボゴケが一番輝くのは、雨がやみ、太陽が少し顔を出したとき。
真珠のような雫をのせてゆらめく姿に出会えたら、皆さんのコケのイメージを変えるきっかけになるかも!?
場所や天気で見かけは変わる、コツボゴケ
上でお話したように、見られる場所や天気によって見かけが違います。
違う場所に生えていたコツボゴケの様子を比べてみましょう!

これは、晴れが続いていた時の写真です。
遠くから見ると緑のかたまりです。よく見ると少ししおれているような…

これは私の家から徒歩3分、川沿いにある林の周辺にあったものです。
群落は見つけられませんでしたが、雑草畑をかき分けたら会えました!遠目では分かりにくいですね。近づいてみると、柔らかい光を取り入れて輝く姿を見ることができました。
どちらの写真もコツボゴケですが、色合いやみずみずしさが違います!
意外とおすすめ!雨上がりの散歩
森に入らなくても、公園などで観察できるコツボゴケ。
光が降り注ぐ雨上がりは、コツボゴケをはじめとする様々な植物の違った一面を見ることができます。その時間は、緑も心もうるおう時間です。
雨のにおいと生き物の息づかいを、感じてみてはいかかでしょうか?

第4回目は以上となります。次回もまたお付き合いください!
それではまた。