テラリウムの住人 コケとの生活①
こびと
目次
初めまして。今日が初投稿になります、こびとです。よろしくお願いします!
(上の写真の撮影者 こびと)
田舎に住む人々は、テラリウムの住人!?
最近では、魚介類や水草などを水槽で飼育するアクアリウムや、コケをガラス容器で飼育するコケリウムなどが人気です。自宅にいながら大自然を感じたい、という方はたくさんいらっしゃるんですね。
いっぽうで、私は
「田舎」というテラリウムの中で暮らしています。
不便と隣り合わせかと思えば、便利さもいっぱいです。例えば、
近所の山で、森林浴。見わたす限り、コケと野草が広がる。
清流で、魚釣り。輝く宝石にも勝る、カワセミと一緒に。
鳥や鈴虫、蛙たちのBGM。無料で、高音質。
都会にはない「あたりまえ」の日常は、
テラリウムで暮らす、こびとの日常のように思えてきませんか?
福井県というへんぴな田舎に住む、こびとの日常を
どうぞご覧ください!
まずは「苔」編です!
日本にあるコケ、全部で何種類?
ところでみなさん、日本にはいったい何種類のコケが生息していると思いますか?
日本には、約1800種類ものコケが生息しているそうです。
世界には、約18000種以上が生息していると言われています。
私も、このことを知るまでは多く見積もっても100種くらいかなと思っていました。
みなさんも驚いているのでは?
これだけ多くの種類が生息しているとなると、
専門家の方たちでもすぐに判別するのは難しいそうですよ!
福井県には、何種類ある?
私こびとが住む福井県には、何種類くらいコケがあるのでしょう。私の家周辺だけを数えてみました!
素人目で分かる限りで
20種類以上のコケがありました!今回はその中から4種類をご紹介!
ヒノキゴケ (桧苔)

正式な名前の由来は分かりませんでしたが、別名はイタチノシッポと言うそうです。
私の家から徒歩5分の森の中。この子を見つけました!
木漏れが差していたり、
腐植土があったり、
沢があったりする環境を好むコケです。
森林浴で会えると、思わず撫でたくなるかわいらしさです!
見た目も、さわり心地も、
ふんわり、ふさふさ。存在感もあるので、コケリウムには人気です!
スナゴケ (砂苔)

砂地に生息し、分布を広げることから砂苔、という名前だとか。
この子たちの集団は、
すき通った黄緑の、小さな星
が集まったように見えませんか?
繊細なガラス細工を思わせる、美しい姿から、苔庭やコケリウムに使われます。
また、スナゴケは、見た目の美しさはもちろん、都市での壁面緑化や、耕作放棄地の緑化にも貢献しているようです!
ヒジキゴケ (鹿尾菜苔)

(たぶんヒジキゴケだと思うのですが…素人の私からすると分かりにくいです。)コンクリートや岩、石垣などに生育しています。
私だったら高すぎて登ることもできないのに,そこを住処にしてしまうとは…
生命力の強さに感心します。
正確な名前の由来は見つけられませんでした。
このコケは雨が降っているときと晴れて乾燥しているとき、見た目が全く違います。乾燥していたら
まさに ひじき!ですが、
雨が降ると、水分を含んで上のようにコケ一本一本が開きます。
雨の日も間近で見れる、流れ星
みたいに見えてきませんか?
雨の日もちょっと楽しくしてくれるコケです!
ゼニゴケ (銭苔)

地をはっている平たい葉の上を見ると「銭」のように見える部分があることから、ゼニゴケという名前がついたようです。
ゼニゴケには雄株と雌株があり、
雌株からは雌器托(しきたく)・・・ひとで、ヤシの木などに見える(上の写真)
雄株からは雄器托(ゆうきたく)・・・皿のように見える
が生えています。
私の家の周りには、雌株の割合がとても多いので、
外出中に雄株のゼニゴケを見つけたときは
立ち止まって見てしまいます。
池の周りに小さなヤシの木が並んでいる光景は、まるで別世界です。
まさに半径10センチのジャングル。
駆除対象となることが多いですが、
虫の目線になってみると、
南国の雰囲気を味わえるコケでもあります!
書ききれない!コケの魅力
以上、こびとの周りにあるコケを4種類だけ紹介しました!
「コケ」と一口に言っても、姿や生態はさまざまです!
皆さんが多少抱いている、「虚仮にされるコケ」というイメージをわずかでも変えられたら嬉しいです!
では、これでこびとの第1回目の投稿を終わりたいと思います。
お付き合いいただきありがとうございました!