一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京
2023.2.26
インドショウノガンの絶滅回避
インドショウノガンは、ノガン科の中で最も小さな鳥で、草原で垂直に羽ばたく求愛ダンスをすることで有名です。しかし、南アジアの草原にある生息地が広範囲に失われ、その数は急速に減少しています。
19世紀には広く生息していたインドショウノガンの減少は、インドの緑豊かな低地の草原と密接な関係をもっています。ヒゲのように飛び出した羽毛を持つこの小柄なノガンの一種は、草木の上を飛び跳ねながら求愛する姿がよく見られました。1994年のレッドリストでは当初、深刻な危機(Critically Endangered)に指定されていましたが、調査の結果、減少のスピードが緩やかになっていることがわかり、危機(Endangered)に変更されました。しかし、そのためにこの種に十分な注意が払われることがなくなり、インドショウノガンの減少は止まることなく、続いたのです。
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