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樹木

もっと自然を身近に!森を守り、森と人との関係をつくります

樹木・環境ネットワーク

NPO法人 樹木・環境ネットワーク協会

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具体的な活動内容についてお伺いできますか。

「持続可能な社会」のためには、自然は最も大事にしなければならないものです。

それはおそらく多くの人がわかっていることだと思います。しかしながら、それを社会生活の中で実感し、また仕事となってくると関わりを感じる機会は多くはありません。

高度経済成長期以降、開発で森は失われ、残された森は人の手が入らず荒廃してきました。

私たちの活動では、荒廃した森を従来の里山のような環境として整備・保全し、またそこに関わる人を増やすことで、改めて森や自然の大切さを社会に浸透させ、持続可能な社会の基盤をつくることを目的としています。

そのために、「森を守る」「人を育てる」「森と人を繋ぐ」をテーマに、全国の保全活動をはじめ、人材育成の資格検定の運営や研修の実施、さまざまな人が自然や森に触れる機会として観察会や体験イベントの企画運営などを行っています。

活動を始めたキッカケはなんですか。

団体が設立されたのが1995年、環境問題が社会的にも認知されはじめていた時期です。

市民活動でも環境へのアプローチはさまざま行われるようになってきた時期ですが、自然環境に対し、良かれと考えやっていることでも、逆に環境に負荷を与えている事例も多く見られました。

たとえば、池に外来種を入れてしまったり、自然環境の中に園芸品種をいれてしまったり、草刈りの時期を考えずに昆虫の食草となるような植物を刈ってしまうなどです。

そうしたことから、自然に対して取り組むには正しい知識をもって取り組むことが必要だとグリーンセイバー資格検定をスタートさせ、自然環境への理解を深めたうえで保全活動に取り組もうと活動がはじまりました。

これからの団体の目標・目指す部分を教えてください。

設立当時からの「持続可能な社会」を目指す、そしてその目標に向かって、自然との付き合い方を考えるということに変わりはありません。

これまで人口の多い首都圏での活動が中心となっていましたが、これからの事業のあり方としては、

全国の地域の活動にも着目し、団体として支援したり、人材交流なども図っていけるようにしていきたいと考えています。

とくにテレワークなど普及したインフラをうまく活用して、人のネットワークをつなげていきたいですね。

また、身近な自然に触れ、そこで人と人のコミュニティが形成されていくことの大切さを実感しており、公園などの緑地をベースに、自然と触れる活動の展開や、地域の活性化などの取り組みにも力をいれてはじめています。

これまでのノウハウや人材が各地で活きる活動にしていきたいです。

支援金の使用用途などを教えてください。

森づくりや人材育成の継続をしていけるよう、森の保全活動や子どもの自然体験の事業などで活用していきたいと考えています。

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