具体的な活動内容について教えてください。
バードライフ・インターナショナル東京(バードライフ東京)は、アジアからアフリカ・南米まで、世界中で緊急な支援が求められる森林の保全や、鳥など多くの生き物の保護が進むよう日本の皆様に働きかけています。
罠や密漁で絶滅寸前のスマトラトラの救済、ほとんどが絶滅危惧種になってしまったペンギンの個体数の回復、行き場のないゾウのための保護区づくりなど、課題は山積しています。一方で、保全活動の鍵を握る自然の豊かな場所に住む人々は電気がなく、安全な水が得られず、医療支援が受けられず、学校に行くこともできないという、日本では想像もできない環境で暮らしていることが多く、彼らへの生活支援も欠かせません。
このような現場の一つ一つをご紹介し、ご理解をいただきながら救いの手を差し伸べたいと願っています。
活動を始めたキッカケはなんですか。
バードライフ・インターナショナルは1922年に英国で、その前身である国際鳥類保護協議会(ICBP)が、鳥類が直面する様々な脅威に対して国際的に協調して行動することが必要だと考えられ発足しました。
世界100ヵ国以上で、絶滅危惧種の保護、熱帯雨林、湿地、海洋など重要な生息地の保全を推進する国際環境NGOに成長し、バードライフ東京は、2002年にアジアの地域事務所としてその業務をスタートしました。ローカルからグローバルな活動を支えています。
これからの団体の目標・目指す部分を教えてください。
環境を守るためには、ひとりひとりの意識と取り組みが大切です。バードライフ東京は、法人からの支援の他に、チャリティイベントやサポーター制度を通して、環境に関する普及啓発活動に積極的に取り組んでいます。
支援金の使用用途などを教えてください。
絶滅危惧種の保護、森林・海洋保全、渡り鳥の保護などに関するプロジェクト、レッドリストの作成などにつながる調査研究、人材育成など、バードライフ東京の活動や運営費に使わせていただきます。