簡単に寄付システムを導入!donorboxの使い方
2022.4.22
目次
今回は動物や環境のことではないですが参考になる情報のご紹介です。
団体の運営を続けていく上で、多くの団体が導入している寄付システム。
クレジットカード代行会社と直接契約して寄付システムを構築している団体もあれば、Yahoo!ネット募金や寄付募集サイトに登録している団体もあるかと思います。
今回はそのような寄付システムの中でも、手数料も安く世界の多くの団体で利用されている寄付システム「donorbox」(ドナーボックス)をご紹介します。
donorboxとは
donorboxは、アメリカとヨーロッパに拠点のオフィスを置いている寄付プラットフォームです。
公式サイトはこちらです
donorbox利用団体例
海外拠点とだけあって、donorboxを利用している団体の多くが海外の非営利団体となります。
● テキサス州ダラスとニューヨークに拠点を置く非営利の犬の救助団体 hearts & bones
● イギリスで動物たちがより良い生活を送るための救助センター RAYSTEDE
donorbox の使い方
まずは団体登録をします。
サイトが日本語になっていない場合は、ページの一番下にある言語変更で「日本語」にするか、
検索エンジンがchromeの場合は右クリックで表示されるポップで日本語翻訳しましょう!
※日本語翻訳設定しても、あくまで自動翻訳で全てが日本語にならない場合もございます。
団体登録ボタンをクリックします
情報を入力します
登録ボタンを押すと下記のページが出るのでさらに情報を入力します
完了をクリックすると下記のようなアカウントページに推移します。
このタイミングくらいには登録したメールアドレス宛にdonorboxから登録確認メールが来ているかと思うので、メールのリンクもクリックします。
メールのリンクをクリックすると、donorboxのアカウントページに推移します。
donorboxの寄付システムの仕組み構築は1回ごとの受付の寄付や毎月寄付など様々なパターンを利用可能です。今回は最もポピュラーな1回ごとの受付をする寄付ボタンを作ってみましょう!
キャンペーンを作成するをクリックします。
キャンペーンのタイトルを記載して新しい寄付フォームの作成をクリック
※このタイトルが作成する寄付フォームのURLになります。その為、英語表記となります。またすでに使われている綴りの場合は、使用できません。
ここからは少しわかりにくいかもしれませんが、画面の右に表示されるExampleの部分を確認しながら、どこを編集するとどこが変わるのかを確認しながら設定していきます。
※色などはリアルタイムで変更しない場合があります。その場合は、「キャンペーンを作成する」をクリックしてから確認しましょう。
キャンペーンを作成するで成功すればキャンペーンページに推移します。
※上記でも記述しているとおり、キャンペーンタイトルがURLになります。その為、キャンペーンタイトルは英語表記。そして、すでに使われている綴りの場合は使えないので別のタイトルを考える必要があります。
キャンペーンのInfoに記載されているURLが寄付フォームを表示するURLなので、団体の寄付ページなど任意の部分に貼り付けます。
プレビューで確認していただいても構いませんし、実際にそのURLをブラウザで表示してみると下記のような寄付フォームが作成されています。
決済システムstripeとの連携
donorboxでクレジット決済での寄付を受け取るには、決済システムstripeの連携が必要です。
こちらのお支払い設定からstripeの連携ができます。英語ですが連携の仕方のYoutubeもわかりやすくできています。
流れにそって連携していくと連携完了に変わります。
これでOKです。
あとは実際に先ほど作成したキャンペーンで、もし資金に余裕があるなら3$(最低3$)でもいいので、一度自分で寄付をしてみると流れがわかりますよ!
寄付が入ればアカウントページで確認ができますし、その寄付金はstripeのアカウントページに入ります。あとはstripeで銀行口座設定をしていれば、stripeから引き出すことが可能になります。
このstripeの連携はPC操作が苦手な方やWEB周りの知識が少ない方は難しい!と感じる可能性は高いです。ただ、stripeに関しては完全日本語サポートで日本語の電話サポートもございます。
donorboxも英語にはなりますが、質問したい内容をお問い合わせすると、しっかりと答えが返ってきます。※英語ができなくてもGoogle翻訳を使えば、日本語の質問を英語にしてくれますよ!
まとめ
donorboxはアカウント作成・キャンペーン作成だけは無料で決済が発生した時のみ、決済手数料が引かれるのが魅力です。
手数料も非営利団体の場合は、さらに割引もあるみたいなので、stripeの連携と英語にさえ苦手意識を持たなければ、誰でも簡単に寄付フォームが作れてしまいます!
注意点として!
寄付控除のなどの仕組みもdonorboxでできますが、ここは英語だと難しい方もいるかと思うので、寄付控除に繋がる団体の場合は国内のプラットフォームの利用をおススメします。
また団体や活動内容によってdonorboxが適さない場合もあるかもしれませんので、詳しくはdonorboxにお問い合わせするか、団体の法務担当の方にご確認いただくのが確実かと思います。
寄付に限らずですがオンラインが普及したことにより、新しいサービスもどんどん出てきています。
団体の多くは保護・保全活動の実務に追われることがほとんどですが、よりよい活動の為や団体の継続の為にはこのようなサービスの情報もたまには仕入れてみてくださいませ。