「龍」と「竜」の違いとは?「龍」と「辰」の違いと共に知ろう!
2023.12.27
目次
「龍」と「竜」の違いって何?ただ漢字が違うだけ?それとも何か意味が違う?
小学生でも理解できるように分かりやすく解説します。最後まで読んでもらえると嬉しいです!
最後におまけで、「龍」と「辰」の違いも紹介します!
これも似ている漢字なので、ついでに覚えちゃいましょう。
「龍」と「竜」の違いとは?
龍 : りゅう、たつ
竜 : りゅう、たつ、りょう
実は、どちらも意味は同じ。
「龍」や「竜」と聞くと、どのようなイメージが湧くでしょうか?
おそらくこんなイメージの人が多いのではないでしょうか?
そのイメージの通り、生物上は「龍」と「竜」はどちらも同じ意味です。
これは想像上の生き物で、実在するものではありません!
その昔、中国の農耕文化において、穀物(こくもつ)が豊かに実るための象徴だったそうです。
また龍は、知恵と力を備えた偉大な存在で、王者(えらい人)の象徴ともされていたそうです。
つまり、なんらかのパワーを持つ神聖(しんせい)な生き物として扱われることが多いのです。
でも意味が一緒なら、どうやって使いわければいいのでしょうか?
「龍」は旧字体で、「竜」が新字体
「龍」は旧字体で、「竜」が新字体および常用漢字として使われています。
もともとは「龍」という複雑な漢字を省略して、「竜」という漢字が生まれたのではないかと言われています。
もし日常生活で「りゅう」という漢字を用いたい場合は「竜」を使うのが正しいです。
「龍」はどちらかというと、人やモノの名前に使われることが多いです。
東洋=「龍」 西洋=「ドラゴン」
東洋=「龍」、西洋=「ドラゴン」 という認識が一番分かりやすいと思います。
東洋の龍は、先ほどの説明にもあったように、神聖な存在として崇められることが多いです。一方で西洋のドラゴンは、悪役として使われることが多いです。
正反対のイメージを持たれているようです、面白いですね!
このような違いから、東洋のドラゴンに対しては、「龍」「竜」どちらも使えますが、西洋のドラゴンに対しては、「竜」しか使えないことになるそうです。
「龍」と「辰」の違いとは?
龍 :りゅう、たつ
辰 :たつ、しん
「龍」と「竜」の違いは分かりましたね!
せっかくなので「龍」と「辰」の違いもついでに覚えちゃいましょう!
辰は干支(えと)で使われる
生物上は「辰」「龍」は同じ生き物です!
しかし、干支(えと)では、「辰」という漢字が使われます。
干支で「辰」が使われるのは、昔の中国で世の人々が覚えやすいように割り当てたのではないかと言われています。
干支には、方角や時刻、星座などを表す意味があるため、意味は同じでも別の漢字に置き換えることはできません。
まとめ:生物上の意味は同じだけど、使われ方が違う!
「龍」「竜」「辰」は生物上の意味・見た目は同じものです!
しかし、それぞれ使われ方が違いましたね!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
ぜひ学んだことを周りの人に伝えて、アウトプットしてください。