グリズリーはクマの種類では最大種?どれくらい大きいの?
KATSU
目次
グリズリーは、北アメリカ大陸に生息するクマの種類の一つであり、その大きさは非常に特徴な動物です。実際、グリズリーはクマの種類では最大級の種だといわれています。
個体の大きさに違いがあるので、あくまで最大級と表現させていただきます。
グリズリーと同じくクマの中で最大級の大きさを持つのはホッキョクグマです。このホッキョクグマの方が大きい個体もいるので、グリズリーとホッキョクグマが最大種として言われています。
この記事では、グリズリーがどのくらい大きいのかを詳しく解説していきます。
北アメリカ最大の動物たちの中でも一際存在感を放つグリズリーとは。
グリズリーの大きさや特徴
グリズリーは、北アメリカに生息するクマ科の一種です。
体毛は茶色系統で、背中には明るい銀色の毛があり、その姿から「シルバーチップ」とも呼ばれます。
その名の通り、鋭い爪や牙を持ち、強力な筋肉で体を鍛え上げています。
大型のオスであれば、体長は約250cm、体重は約300kgになることもあります。
最大級の個体には、驚くべき950kgという体重の記録もあります。
グリズリーは、好奇心旺盛で人懐っこく、観光客にも人気のある動物ですが、その力強い体と鋭い牙や爪により、遭遇した場合は絶対に近づかないよう、注意が必要です。

グリズリーとヒグマの生息地や体格の違い
グリズリーとヒグマは、どちらもクマの仲間ですが、生息地や体格に違いがあります。
ヒグマは日本の北海道に生息し、身体の大きさは男性で平均260kg、女性で平均170kg程度です。
一方、グリズリーは北アメリカやカナダに生息し、陸上最強クラスの肉食獣として知られています。
体の大きさは、オスで平均260kg、メスでも同じくらいの体重があるものの、肩のコブがより盛り上がっています。
日本のエゾヒグマとの比較では、グリズリーの方が肩のコブが高いのが特徴です。
また、ヒグマはクマの中でもかなり大きく、エゾヒグマも同じヒグマの亜種として位置付けられています。
グリズリーの大きさはオスとメスでどう違う?平均体重や体長をチェック!
グリズリーの大きさはオスとメスで違いがあります。
典型的なオスの個体の体重は180〜360kg、典型的なメスの個体の体重は130〜180kgの範囲に収まります。
また、オスとメスの平均体長はおおよそ198cm前後で、体高は102cm前後です。
そして、オスの方がメスよりも大きくなる傾向があります。
日本のエゾヒグマと比較すると、グリズリーの個体は大きくなる傾向があると言われています。
グリズリーは野生動物の中では、特に大きく危険な存在と言えるでしょう。
グリズリーは絶滅の危機にある?保護活動について知ろう!
グリズリーは、環境破壊や人間による影響で数が減少し、特にアメリカでは絶滅危惧種に指定されています。
しかし、野生保護団体や地域住民、政府機関などが積極的な保護活動を行っており、生息地の管理や啓発活動が進められています。
また、グリズリーはクマ類として重要なアンブレラ種であり、他の野生動物や生態系全体を保護する上でも重要な存在です。
最後にグリズリーの動画をご紹介します。
動画は、【BBC Earth】 のYoutubeを掲載させていただきます。
まとめ
今回はグリズリーのご紹介をしました。
クマの中でも最大級の大きさを持つグリズリー。
クマの中で最大級ということは、現代の陸上の肉食動物の中でも最大級ということになります。
北アメリカがメインの為、野生のグリズリーに日本で出会うことはありません。
ただ、日本にはグリズリーに匹敵するくらいの大きさや似たような見た目を持つヒグマがいます。
グリズリーもヒグマも、野生で出会ってしまうと危険な動物でもあります。
その為、動物園などでゆっくり観察されることをおススメします。