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黒猫

黒猫は不吉?それとも幸運の象徴?

2025.12.13

目次

皆さんは黒猫、というとどのようなイメージがありますか?

私はなんとなく魔女の使い魔というイメージがあったりします。

実は古今東西で語られる黒猫の言い伝えには、「不吉」の象徴として扱われるものと、「幸運をもたらす福猫」として大切にされるものと、両極のイメージが混在してきました。

今回は、「不吉」と「幸運」の両面から、世界と日本における黒猫の言い伝えについてご紹介していきます。

欧米での黒猫、魔女や悪魔と結びついた歴史

黒猫
画像引用元:pixabay

ヨーロッパを中心に、黒猫は長らく「不吉」の象徴とされてきました。中世以降、黒猫は魔女の使い魔として扱われ、時には黒魔術や悪魔信仰と結びつけられました。

引用:Why Are Black Cats Unlucky?

また、黒猫が道を横切ると不幸が訪れる、といった迷信は、実は今でも欧米の一部で根強く残っています。

このようなネガティブなイメージは、当時の社会不安や宗教的な恐れから生まれ、後世にまで引き継がれてきたものです。

一方で、実は黒猫のイメージがすべてが不吉というわけではありません。

例えば Cat-sìth のようなケルトの伝説では、黒猫に似た存在が登場し、ある条件下では魔除けや豊穣と結びつけられていたという話もあります。
また、古くは船乗りや漁師たちが「船の猫(ship’s cat)」として黒猫を連れて行き、安全や豊漁を祈ったという記録もあります。

西洋における黒猫のイメージは?
「魔女の使い魔」として恐れられる時代もあれば、「幸運の使者」「守り神」として敬われる時代・場所もあったのです。

日本における黒猫のイメージは?

黒猫
画像引用元:pixabay

日本では、黒猫はむしろ「幸運」をもたらす存在として昔から親しまれてきました。

黒猫は夜でも目が見えることから、「魔除け」や「家を守る猫」として重宝され、商売繁盛や無病息災をもたらすと信じられてきたのです。

実際、平安時代には皇族に黒猫を飼っていたという記録もあり、「漆黒の宝玉」のように讃えられていたそうです。
江戸時代以降も、黒猫には恋愛成就など、多くのポジティブな迷信が残り、「福猫」「招き猫」として大切にされ続けました。

現代でも、「黒猫=不吉」という西洋のイメージが拡散されやすいものの、日本国内では「黒猫は福を呼ぶ」と考える人も多く、「招き猫」を玄関や店先に置く習慣はその名残とも言えるでしょう。

なぜ黒猫は不吉と幸運、両極のイメージがあるの?

黒猫の目
画像引用元:pixabay
宗教・歴史背景の違い

ヨーロッパではキリスト教の歴史や魔女狩りなどの時代に、黒猫は「闇」「悪魔」と結びつけられ恐れられました。逆に、日本やケルト圏では黒猫は神秘的・守り神的な存在と見なされ、悪霊除けや福を呼ぶ象徴として尊ばれた経緯があります。

実用性と生活環境

海を渡る船乗りたちは船内のネズミ駆除など実用目的で黒猫を重宝し、それが「黒猫は守り神・福をもたらす」との信仰につながった文化圏もあるんです。

時代と価値観の変化

現代では、迷信を文字どおり信じる人は減りつつありますが、伝統や習慣、文化としての「黒猫=不吉・幸運」のイメージは残り続けています。社会や立場、人それぞれによって見方は変わってきますよね。

まとめ

今でも「黒猫=不吉」と言う人がいる一方で、「黒猫を飼うと幸運が訪れる」「黒猫は魔除け」と信じて大切にする人もいます。迷信や言い伝えは、風習や物語として楽しむのが一番かもしれません。

猫飼いにとってはどんな猫だろうと自分の家に来てくれた猫は招き猫だな、なんて思いました。

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