ハトやカラスに餌をあげるのは法律違反!?餌をあげることは迷惑行為
2024.4.27
目次
ハトやカラスに餌をあげる行為は実は法律違反になるってことをご存知でしょうか?
今回は、何気ない餌やりが実は法律違反だったり、それで迷惑をしている人がいるということをご紹介します。
ハトやカラスに餌をあげるのは法律違反
改正された「動物の愛護及び管理に関する法律」が令和2年(2020年)6月1日に施行され、法第25条第1項において、周辺の生活環境が損なわれている事態が生じたことの起因となる活動に「給餌・給水」が追加されました。
なぜハトやカラスに餌やりがダメなの?
野生のハトやカラスは全国どこの住宅街にも多く見られます。都心部の商業施設でも、オフィス街のビルでも近くにいますよね。
このハトやカラスには天敵らしい天敵がいなく、繫殖力も高いため、数がどんどん増えていきます。
数が増えると、糞による衛生被害・鳴き声による騒音被害などに発生することも!
そして、ハトやカラスは実は頭が良いので、一度餌をもらえると何度も同じ場所に集まるようになります。
そのため、むやみやたらにハトやカラスに餌を与えてしまうと、そこにたくさんのハトやカラスが集まって繁殖。大きな被害に繋がる可能性があるのです。
ハトやカラスに餌をあげるとどうなるの?
法律違反になるので、行政の流れに沿って指導を受けることに。
そして、被害が大きくなると原因となった人への罰則だけでなく、ハトやカラス自体を駆除する流れになることも!
つまり「かわいい」からとかの感情だけで餌をやることが、実は自分だけでなく、周囲の住民やハトやカラス自身を苦しめる結果になることもあるのです。
野良猫への餌やりも繋がっている!?
これも実はダメなのですが、野良猫への餌やりをしている人も一定数います。これは野良猫の繫殖に繋がるだけでなく、その食べ残しをハトやカラスが食べることに繋がっていることをご存知でしょうか。
野生動物へのむやみやたらな餌やり行為は、優しさで行う人もいますが、その優しさのせいで結果野生動物が苦しむ結果になる可能性があることを改めて認識するべきなのです。
実際の住民の声をご紹介
こちらは大阪市住吉区の住民の声を一部抜粋でご紹介します。
この地域では数年前から猫の餌やりに、それを狙ってカラスや鳩が集まり、夜中の鳴き声や糞公害に長年悩まされきました。現在も電柱下や中学校周辺は糞で真白な状況で学生の登下校にも大変不衛生な状態が続いています。
誰かが餌を撒いているのでカラスや鳩が集まって来ていると思います。
自分の居住地域がこのような状況であればどう思うか、自分事として考えていただきたい。
このように実際に苦しんでいる住民の方もいます。
行政が指導に入るとしても、事案発生してからになるので、そこから指導して該当者の方が改善したとしても、すでにそこに住み着いているハトやカラスがすぐにいなくなることは無く…
そのため、まずは事案自体を起こさない意識が必要なのです!
まとめ
ハトやカラスに限らず、野鳥・野生動物に言えることなので、「餌をあげるのは法律違反」というのをしっかりと認識していきましょう!