世界一深い海溝のマリアナ海溝の最深部の深さはどれくらい?
2023.2.11
目次
今回は世界一深いとされるマリアナ海溝について見ていきたいと思います。
※当記事で掲載されている写真は全てイメージとなります。実際のマリアナ海溝の写真ではございませんので予めご了承くださいませ。
海溝とは
そもそも海溝とはどういうところかと言うと、簡単に言えば、海底でも特に深い位置にあって、溝のようにくぼんでいるところです。
※写真は海溝ではありません。
海溝は、そのくぼんでいる溝の最深部が6000m以上のものことを言うそうです。
マリアナ海溝ってどんなところ?
「マリアナ海溝」とは、マリアナ諸島の東に位置する世界で最も深い海溝です。
マリアナ諸島と聞いても、いまいち場所がわからないかと思います。
こちらの地図をご覧ください。
この通り、マリアナ諸島はグアムの近くです。
そしてマリアナ海溝はマリアナ諸島から見て、グアムを越えた沖合の海底にあります。
マリアナ海溝の深さはどれくらい?
マリアナ海溝は、最深部が約10,900mになります。
これは世界で最も高い山のエベレスト(山頂が約8,848m)がすっぽりと入ってしますほどの深さになります。
世界一の山の高さも超える、世界一深い海溝がマリアナ海溝なのです。
一般的に深海と言うと水深200m以上のことになります。
この200mの場所でさえ、ほとんど太陽の光も届かない暗闇の世界。
その為、10,900mともなると、どのような世界か想像ができません。
ただ、この深さに人類は到達をしています。
こちらの動画をご覧ください。
動画は、【BBC News】 のYoutubeを掲載させていただきます。
10,000mの水深の水圧にも耐えれる潜水艦でマリアナ海溝の海底に到着。
そこで生物などを発見しました。
海底は宇宙と同じくらい調査が困難とされている場所です。
地球にあって宇宙と同じように空気が無い場所。常に危険が伴う場所での調査には、驚きが隠せませんね。
マリアナ海溝の生物
上記の動画でも映っているとおり、この世界一深い海溝にも生物は生きています。
光も通さない世界なので、ほとんど視力も無い生物が多いとは思います。
その代わり、圧倒的な水圧に耐えれる能力や、水の振動を敏感に感じる能力など、マリアナ海溝ならではの能力をもつ生き物もいるようです。
ちなみに、巨大サメのメガロドンがこのマリアナ海溝に生きているのでは?と言う説もあります。
メガロドンは数百万年前に絶滅したとされる巨大サメです。
メガロドンがマリアナ海溝に現存している可能性は、私個人の意見でいえば、限りなく0に近いと思います。
ただし、マリアナ海溝はまだまだ人類にとって未知の領域の部分も多々ある世界。
メガロドンに限らず、絶滅したとされる海洋生物や魚が生きている可能性はあるのです。
マリアナ海溝の環境問題
私は先ほど紹介した動画で生き物だけでなく、ゴミについても注目しました。
人間が作ったゴミは海にたくさん流れていて、海の環境破壊に繋がっていると言われています。
そのゴミは世界一深い海溝の海底にも到達しているなんて。
もしかしたら、この地球上で人類が到達できる場所でゴミが無い場所は無いのかもしれませんね。
海溝に限らず海全般はもちろん陸上でもそうですが、本来そこにあるはずの無い物質があることで、そこに生息している生き物への影響が危惧されています。
海のゴミのほとんどは、海から離れた街中などに落ちているゴミが雨や川などの影響で流れついたものだと言われています。
その為、海でのポイ捨てはもちろんですが、常日頃からポイ捨てはNG。ゴミはゴミ箱へ。
この意識が必要だと感じさせられます。
まとめ
今回は世界一深い海溝のマリアナ海溝についてご紹介しました。
宇宙もいいけど、海底も未知の領域である為、人類のロマンが詰まった場所です。
私もいつかこの世界に行ってみたいと思います。怖いけど……