海に住む巨大生物ザトウクジラ。特徴や鳴き声を知ろう!なぜフジツボが付いている?
KATSU
目次
現代の地球に生息する動物で最大の大きさを持つクジラたち。
今回は知名度も高いザトウクジラについてご紹介します。
ザトウクジラ
哺乳綱偶蹄目ナガスクジラ科ザトウクジラ属に分類されるクジラです。
体長は13 ~ 16mくらいで、もちろん海に生息しています。
北アメリカや南アメリカの沿岸やハワイ諸島など、太平洋に生息している。
日本近海(小笠原諸島など)でも時期によっては、多くのザトウクジラが回遊している。
特に小笠原諸島では、冬の時期はホエールウォッチングのシーズンです。
例年12月頃から春の5月ころまでがシーズンで、2月から4月がザトウクジラを見れる確率が高まります。

水面から飛び出る行為(ブリーチング)は、明確な理由は判明しておりませんが、
コミュニケーションのため、身体に付着した寄生虫を落とすため、求愛行動や威嚇行動などが考えられています。
ザトウクジラの色は、全身が黒の個体もいれば、腹部分が白い個体など、個体によって違うのも特徴です。
主な食べ物は、魚やオキアミなどの魚類。
ザトウクジラの鳴き声
クジラの歌とも言われる、クジラの鳴き声。
ダイビングで潜っていると、遠くの方にいるクジラの鳴き声でも聞こえることがあります。
どんな鳴き声なんでしょうか。
こちらをご覧ください。
動画は、【BBC Earth】 のYoutubeを掲載させていただきます。
重低音と高音の両方の鳴き声が聞こえますね。クジラ同士で会話をしているのでしょうか。
コミュニケーションをとっているのだとは思いますが、これがほとんど無音の世界の海の中で響いていると、歌声に聞こえるのも頷けます。
このクジラの鳴き声は、実は鼻の穴から出しているそう。
またこの鳴き声は500km先まで届くと言われています。
私は沖縄でダイビングをした時にクジラの鳴き声を聞いたことがあります。周りを見渡しても姿形は全く見えず、海上で待機していた船長さんも、クジラの姿は確認出来なかったと言っていましたが、海底にいた私やインストラクターの耳には確かにクジラの鳴き声が聞こえていたのを覚えています。
ダイビングをしている時は、呼吸音や空気が出る泡の音などは聞こえていますが、それ以外はほとんど何も聞こえてこない世界です。
その世界で聞こえるクジラの鳴き声、いやクジラの歌は、一気に世界観を変えてくれます。
ザトウクジラのフジツボ
ザトウクジラに限らずですが、よくクジラにはフジツボが付いています。
何故付いているのでしょうか。
そもそもフジツボって?
甲殻類で生き物です。

固着動物で、海岸の岩場などに付着している。
このフジツボが、クジラに付着する理由としては、クジラの回遊スピードが遅い為と言われています。
ザトウクジラの泳ぐスピードは人間の歩くスピードと同じくらいなので、フジツボが付着しやすいのです。
クジラのブリーチングには、このフジツボを身体から落とす為という説もございます。
落としたいと思うくらい、クジラにとっては気が散る存在なのかもしれません。
まとめ
今回はザトウクジラのご紹介をしました。
日本近海では小笠原諸島や沖縄などの海では、野生のザトウクジラに出来えることも多いです。
私は一度も野生のクジラを見たことが無いので、いつか見てみたいです。