3R(スリーアール)って何?3Rで私たちにできることと環境への影響
2025.3.3
目次
今回は3R(スリーアール)についてご紹介します。
私たちが意識して取り入れられる3Rの実践方法を紹介し、より持続可能な地球環境を築くことについて考えてみます。
環境に良い?3Rとは?
3Rとは、「Reduce(リデュース:減らす)」、「Reuse(リユース:再利用)」、「Recycle(リサイクル:再生利用)」の略称です。
廃棄物を減らし、自然環境や資源を保護するための活動です。
・Reduce(リデュース)は、無駄な消費を抑え、ゴミの発生を減らす。
・Reuse(リユース)は、繰り返し使うことで、廃棄物を減らす。
・Recycle(リサイクル)は、不要になったものを再資源化し、新しい製品に生まれ変わらせる。
これら3Rを実践することで、私たちは環境保護に貢献し、資源消費を減らすことができます。

3Rを実践するメリットとデメリットとは
3Rを実践すると、数々のメリットが得られます。
環境負荷の軽減:ごみの量が減り、自然環境の保護につながる。
資源の節約:限りある資源を有効に活用できる。
廃棄物処理コストの削減:ごみの処理にかかる費用が抑えられる。
まず、リデュースを実践することで、ごみの発生量が減り、自然環境への負荷が軽減されます。
次に、リユースにより、使用済みの物品を再利用することで、廃棄物を減らすと同時に、資源の節約にも繋がります。
そして、リサイクルにより、再資源化することで、新たな物品や資源を生み出し、環境汚染の抑制にも繋がります。
一方、3Rを実践する上でのデメリットとしては、手間や時間、コストの面が挙げられます。
手間や時間がかかる:リサイクルのための分別や、リユースのための手入れが必要。
コストが発生する:リデュースを意識することで、一部の商品が高価になる場合がある。
リサイクルに必要な分別作業や、リユースに必要な手入れや修理作業など、手間や時間が必要です。
また、リデュースを実践することで、商品そのものが少なくなるため、コストがかかる場合もあります。
しかし、これらのデメリットは長期的な環境保護の観点から見れば、小さな負担に過ぎないと言えますね。
3Rを実践することで、私たちは自然環境の保全に貢献し、より持続可能な未来を築くことができます。
世界で直面している気候変動とプラスチック汚染
世界では毎分約100万本もの飲料(主にプラスチック容器入り)が販売されており、それに加えて他のプラスチック製品を含めると年間3億5000万トン以上のプラスチックが生産されています。
この過剰なプラスチック使用が、気候変動による環境破壊を悪化させています。
プラスチックは地球の主要な汚染源の一つであり、大量生産と低いリサイクル率が環境への脅威となっているそうです。
なぜならば、ペットボトルは完全に分解されるまで約1000年かかり、屋外に放置されても約450年かかると言われています。

近年ではリサイクルへの関心は高まっていますが、十分な対策が取られていないのが現状です。
特に海洋汚染は深刻で、毎年800万トン以上のプラスチックごみが川から流れ込み、国連は「2050年には海の魚よりプラスチックの量が多くなる」と警告しています。
このプラスチックごみの削減には、3Rがとても重要です。消費者一人ひとりが3Rを実践することで、プラスチック汚染の抑制につながります。

個人でも3Rで出来ること
個人でも3Rで出来ることはたくさんあります。
過剰包装の商品を避ける。
使い捨て製品の使用を減らす。(例:プラスチック製ストローなど)
繰り返し使えるアイテムを使用する。(例:マイボトル、エコバッグなど)
不要になった衣類や家具を寄付・リサイクルショップに出す。
ごみを分別し、リサイクル可能なものを活用する。
資源ごみを回収ステーションに持ち込む。(例:ペットボトル、紙、アルミ缶など)

例えば、家庭内でのごみ分別やリサイクル、使い捨てできるものは少なくするリデュース、使い捨てではなく長期間使える商品を選ぶリユースなどがあります。
また、買い物の際にはエコバッグを持参したり、不要なものをリサイクルショップに持っていったりすることもできます。
個人の取り組みが積み重なれば、大きな環境問題にも貢献することができますね!
3Rを実践し、健康的で持続可能なライフスタイルを目指しましょう。
海外では子供の歌で3Rの大切さを伝えています。歌の動画をぜひご覧になってくださいね!
まとめ
3Rは地球環境保護のための第一歩です。
3Rの実践によって、廃棄物の減量、再利用、リサイクルが可能となり、自然環境に負荷をかけることを最小限に抑えることができます。
私たちは、個人でも3Rを実践することができます。
日常生活の中で無理なく取り組めることから始めることで、大きな環境改善につながります。