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ダチョウは頭が悪い!?足の速さや生態と共にご紹介!

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KATSU

目次

今回はダチョウについてご紹介します!

ダチョウと聞くと何を思い浮かべますか?

「走るのが早い」「鳥にしては大きい」などなどが一般的かなと思います。

その特徴や、それ以外の特徴など、ダチョウのいろいろをぜひ知ってくださいませ。

ダチョウってどんな鳥?特徴や生態

ダチョウの外見と大きさ

ダチョウは、飛ぶことができない大きな鳥として知られています。

その大きさは、高さ2.1〜2.7メートルにも達する大型の鳥であり、体重は100〜150kgにもなります。

頭は小さく、首は長いです。

特徴的な大きな目と小さなくちばしを持っており、身体は鳥らしく羽毛で覆われています。

首から頭にかけては羽毛が無いようにも見えますが、しっかりと毛は生えています。

ダチョウ
画像引用元:Pixabay

ダチョウは、主にアフリカの草原や砂漠地帯に生息しています。

彼らは群れを作り、広大な地域を移動します。

群れはオス1匹に対してメス数匹のハーレムを形成。

メスにも優劣があり、強いメスが子孫を残すと言われています。

この群れは数匹の場合もあれば、数十匹を越える場合もあるそうです。

また子育ても特徴があり、ダチョウのメスは自分の巣の中で卵を温めている時に、他のメスが近づいてくると同じ巣の中に産卵を許可します。

そして、一緒に温めることがあるそうです。

これはお互いで争うよりも、共に育てていき、繁栄していこう!という考えからかもしれません。

他の草食動物もそうですが、数が多ければ多いほど、自分の子供が補食者に狙われる危険性が下がっていくため。

画像引用元:Adobe Stock

ダチョウの足の速さ

ダチョウと言えば足が速い!

では、一体どれくらい速いかと言うと、最高時速70キロ以上

陸上のオリンピック選手の頂点がだいたい時速45キロくらいです。

つまり、それよりも圧倒的に速い。

さらに、時速50キロくらいの速さで30分以上走る持久力ももっています。

陸上の短距離選手が時速45キロといっても、そのスピードで走り続けると、もって数十秒~数分でしょう。

身近な鳥は飛んでしまうことが多いので比較はしにくいですが、自分より早く走る鳥を公園などで見たことがありますか?

そう考えると、2足歩行の鳥でこれだけ速いのは驚きですよね。

ダチョウ
画像引用元:Adobe Stock

ダチョウは頭が悪い!?

検索エンジンでも関連キーワードで出てくるほど、ダチョウは頭が悪いと思われています。

なぜなのでしょうか。

まずダチョウは脳の大きさが40gほどと言われています。

体重が100 ~ 150kgなので、かなり脳は小さいという印象ですね。

ちなみに、人間の成人の脳の重さは1200 ~ 1500gほど。

人間の成人の一般的な体重がだいたい50 ~ 70kgだとしても、ダチョウと比べると比率的にも圧倒的に大きいのがわかります。

脳の大きさは、知力にも影響はしてきます。

ダチョウは、「1頭が走り出すと周りも意味もわからず釣られて走り出す」「他のメスの卵を育てる」などの行動をすることがあり、それらが知力が低いための行動で頭が悪いと言われています。

しかし、本当にそうでしょうか。

私は、下記の点から考えると実は頭はそこまで悪くないのでは?とも思います。

ダチョウの頭はそこまで悪くないのでは?と思う点
1頭走り出すと他のダチョウも意味もわからず走り出す

これは私の考えですが、この行動も補食者から身を守る行動ではと思います。

もちろん、補食者から逃げる場合は、「どこに何がいる」かを把握してから逃げる方が良いとは思います。

しかし、補食者も狩りの体制に入って入る場合、発見がしにくいことも。

または走り出している場合もあります。

それをいちいち「どこに何がいる」を確認してから逃げていたら、自分が食べられてしまうかも。

そのため、とりあえず走って逃げる。

これは実は頭が良いから出来る行動かもしれません。

他のメスの卵を育てる

これは前述したとおり、子供を1匹でも多く補食者から守るための行動とも考えられます。

そのため、「自分の子供と他のダチョウの子供を間違って育てている」ということでは無いのではと私は思います。

視力が良い

これは頭が良いには繋がらないかもしれませんが、ダチョウの視力はとても良いと言われています。

3.5キロ以上離れたものを認識したり、40キロ先の蟻の動きが見えると言った説も。

どれだけ視力が良いのだ。驚きです。

ちなみに目の重さは60gほど。脳よりも重いのです。

まとめ

今回はダチョウの特徴と共に、頭の悪さや足の速さについて見ていきました。

ダチョウは鳥界では最大種の鳥です。

動物園でも飼育されている場合があるので、見かけた際は、その迫力と今回ご紹介した特徴を参考にして観察してみてくださいませ。

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