野生のパンダはいるの?パンダは笹以外に何を食べる?
2025.2.20
目次
パンダといえば、動物園で笹を食べて、コロコロと寝ているイメージがありますよね!
現在、実際に野生のパンダは存在するのでしょうか?また、パンダは笹以外にどんなものを食べるのか気になりますよね。今回は、野生のパンダの生息状況やパンダの食性について詳しくご紹介します。
野生のパンダはいるの?

ジャイアントパンダ(Ailuropoda melanoleuca)は、中国の限られた地域にのみ生息する希少な動物です。
中国の四川省、陝西省、甘粛省の標高1,200~3,500メートルの山岳地帯に生息しています。
特に、四川省の「臥龍自然保護区」や「秦嶺山脈」には比較的多くのパンダが確認されています。
また、WWF(世界自然保護基金)によると、2021年の調査では、野生のパンダの個体数は約1,864頭と報告されています。これは、1970年代の1,000頭以下という数字に比べると回復しており、環境保護団体の努力が実を結んでいることがわかります。
引用:Living among the trees: Five animals that depend on forests

パンダは笹以外に何か食べるの?
1. 竹や笹以外の植物
一般的に、パンダは竹や笹を主食としていますが、実はそれ以外の植物も食べることが確認されているんです。
野生のパンダは、季節によって異なる植物を食べることで栄養バランスを取っています。
動物性の食べ物
なんと、実はパンダは完全な草食動物では無いんです。
もともとクマの仲間であるため、時折動物性の食べ物を摂取することもあります。
パンダは雑食性の特徴を残しているため、必要に応じて動物性タンパク質を摂取することもあるんだそうです。
なぜパンダは竹や笹を食べるの?

パンダの祖先は、現在のクマのように肉も食べる雑食性の動物でした。ですが、約700万~200万年前に食性が変化し、竹や笹を主食とするようになったと考えられています。
竹や笹は栄養価が低いため、パンダは1日に12~38kgといった大量の笹や竹を食べる必要があるんです!
まとめ
実は雑食性のパンダ。動物園や保護施設にいるイメージが強いですが、野生のパンダもいるんですね。保護活動で少しずつ増えているパンダ。
今後も、パンダの保護活動に注目しながら、野生のパンダが生き続けられる環境を守っていくことが大切だなと感じました。