エトピリカってどんな鳥?かわいい見た目以外にも魅力たっぷりのエトピリカ
2024.2.20
目次
皆さんエトピリカという鳥を知っていますか?
日本では、北海道東部の沿岸に生息しているくらいなので、あまり見たことが無い方は多いのではないでしょうか。
今回は、このエトピリカについてご紹介します!
エトピリカってどんな鳥?
チドリ目 ウミスズメ科の鳥類
学名「Fratercula cirrhata(フラテルクラ・シルハタ)」
現在、絶滅危惧ⅠA類(環境省第4次レッドリスト)に登録されており、国内では根室市のユルリ島とモユルリ島のみで繁殖していると言われています。
参考:環境省 エトピリカ
体長は40cmほどの大きさ。鮮やかなオレンジ色のくちばしが特徴です。
羽毛の色が変わる?
このエトピリカですが、上の画像と下の画像では羽毛の色が違いますよね?
エトピリカは夏は顔の羽毛は白くなるのに対して、冬は黒一色に近い状態になります。
エトピリカにとって、夏は繫殖時期になります!そのため、鮮やかな色になることでメスへのアピールになるのです!
そして、繫殖時期が終わると外敵から目立たないように黒一色になると言われています!
ここまで黒いと、全く違う鳥と思ってしまいそうですね!
エトピリカは何を食べている?
エトピリカは小さい魚やイカ、オキアミなどを食べています!
主に島や海岸の近くに生息して、獲物を捕る際は海に潜水して捕えます。泳ぎが得意なので、基本的には海の生き物を食べているのですね!
泳ぎが得意なエトピリカですが、鳥で立派な翼も持っているため、もちろん飛ぶこともできます。
住処の陸上から空と飛んで海へ。そして、獲物を捕える為に潜水する。
まさに、陸海空お任せあれ!って感じです。
エトピリカはかわいい
エトピリカはその個性的な見た目がとてもかわいい鳥なのです。
エトピリカの名前の由来はアイヌ語で「くちばし(エト)が美しい(ピリカ)」。
夏の時は特に、白色の顔からオレンジがかったくちばしは、とても美しい。
このくちばしやかわいい目、目元から頭部へ生えている金色の毛など、その見た目がとても惹かれます。
まとめ
今回はエトピリカのご紹介でした。
エトピリカは日本でも野生の個体は生息していますが、北海道の一部の地域の為、なかなか野生のエトピリカを観るのは難しいのではと思います。
一部の水族館では、エトピリカを飼育していますので、エトピリカを観たい場合はお近くの水族館などを調べてみてくださいませ。
特に水中も観れるようになっている水槽で飼育されている水族館がオススメです。
前述のとおりエトピリカは潜水をする鳥です。
餌を食べるタイミングなどでうまくいけば、潜水をしているエトピリカを見ることもできるかもしれません。
泳いでる姿、翼を広げて羽ばたいている姿、そしてかわいい見た目。
エトピリカは魅力たっぷりな鳥です。いつか野生のエトピリカを観ることができますように。