カモメにまつわる言い伝えって?
2024.7.19
目次
突然雨が降ったりすると、よくカモメが飛んでいると雨が降る、と小さい頃おばあちゃんに言われているのを思い出します。
今回は世界や日本でのカモメの言い伝えをご紹介したいと思います!
カモメはそもそもどこに住んでるの?
カモメは、夏季はユーラシア大陸の北部やカナダ、アラスカなどに幅広く住んでいます。
また、冬季にはヨーロッパやアフリカ北部、ペルシャ湾岸、アメリカ、日本周辺や中国東部、朝鮮半島などで越冬します。
古代ギリシャやローマのカモメの言い伝えは?
ポセイドン(ギリシャ神話)やネプチューン(ローマ神話)の使者と言われていた
古代ギリシャやローマでのカモメは、実は海の神様との繋がりがあると考えられていたんです。カモメは、ギリシャ神話でのポセイドンや、ローマ神話でのネプチューンの使いと考えられているそうです。
カモメは、航海での安全を祈る象徴となっており、船の周りをカモメが飛ぶということは、船の乗組員にとって、幸運の前兆とされていたそうです。
イギリスでのカモメの言い伝えは?
イギリスでのカモメの言い伝えは、カモメが天気の予測に利用されることもあったそうです。カモメが海から陸ちへ向かって飛んでいる時には、空が荒れ、嵐になると言われていました。また、カモメが海岸の近辺を飛んでいると、波が高くなる、と考えられていました。
カモメの動きを観察することで、天気の変化を予測していたそうです。
北欧でのカモメの言い伝えは?
北欧では、カモメには亡くなった船乗りや漁師の魂が宿るもの、とされていたそうです。海で亡くなった方が、カモメになって戻ってくるという信仰があったそうです。そのため、北欧の船乗りは、カモメを大切にしていました。カモメが集まっている場所は、亡くなった方の魂が眠っていると信じられていたそうです。
日本でもカモメの言い伝えは?
日本でもカモメにまつわる言い伝えが存在します。カモメは古くから漁師にとって大切な存在でした。カモメが海で上空を旋回していると気には、その場所に魚の群れがいると考えられ、一つの指標にしてきたそうです。
以下の動画ではカモメが魚を獲っている映像をご紹介しています
カモメは自然界での指標?
カモメは自然界のバランスや環境の変化、海洋生態系の状態を示す指標
例えばカモメの数や繁殖状況の変化などは、海洋環境の状態や人間活動の影響を反映されるものとされているそうです。
カモメは私たちにとって、自然と共生する重要なメッセージを伝えてくれています。
まとめ
カモメにまつわる言い伝えは昔から現代まで、また、様々な場所であるんだなと思いました。
海のそばにカモメがいるとちょっと大きくて怖いな、と思うこともあるんですが、カモメは私たちの生活と自然をつなぐ、重要な役割があるんだなと思いました。