ヒグマとホッキョクグマの爪を見ると、強い理由を知れる
2024.5.9
目次
ヒグマとホッキョクグマ。この2種は体格も似ているし、強さも同じくらいだと思われている。
ただ実は爪には大きな違いがある。今回はこの2種の爪に注目してご紹介します!
ヒグマの爪
ヒグマは日本国内にも生息している最大級の肉食獣。そのヒグマの前足の爪の拡大写真がこちら。
なんだこれ!鋭すぎ!そして、画像越しでも伝わる硬さ。
ヒグマは山奥に生息していることが多く、そこは木が生い茂る場所。
食べ物を探すために木に登ったり、木の皮をめくったり、石をひっくり返したりします。そのため、爪が長く発達したのでしょう。
圧倒的なヒグマの腕力に加えて、この爪だと、それは相当な強さです。
ホッキョクグマの爪
一方ホッキョクグマの爪はどういうものかというと
ヒグマと比べると、少し短く細いようですね。
ホッキョクグマは寒い地域で氷(雪)の上を走りまわることも多いです。そのため、爪が短く毛が爪の周りに多くなることで床面との摩擦を多く生みだし滑り止めを作り出してます。
鋭どい爪はスパイクの役目にもなるし、もちろん狩りでも脅威になります。
ヒグマとホッキョクグマ
どちらも陸上最大級の肉食獣であり、同じクマなので「ただの色違い」と思われがちですが、爪の特徴1つをとっても全然違うのです。
生息環境の影響が強いためなので、ホッキョクグマがもし山の中に生息している動物だったら、恐らく爪は長く鋭くなっていたでしょう。
逆にヒグマが北極に生息していたら、爪は短く肉球や爪の周りの毛が発達していたことでしょう。
まとめ
人間も生息環境が変わるだけで、特徴に違いは生まれますよね。それと同じで動物たちも生息環境の影響を強く受けるようです。
今回は、ヒグマとホッキョクグマの爪に注目してご紹介してみました。意外と知らない違いだったのでは?と思っています。