木に登るカンガルー、キノボリカンガルーの特徴
2023.7.1
目次
今回は、キノボリカンガルーについてのご紹介です!
キノボリカンガルー
カンガルーの仲間のキノボリカンガルー。名前のとおり木に登るカンガルーです。
カンガルーの仲間の多くは地上で生活をしています。
それに反してキノボリカンガルーは樹の上で生活をしています。もちろん地上に降りることもありますが、樹の上で生活ができるように身体が進化しています。
ちなみに、キノボリカンガルーというのはキノボリカンガルーの名前の総称です。
カンガルー科キノボリカンガルー属に含まれるキノボリカンガルーの仲間は、10数種類確認されています。
キノボリカンガルーの特徴
上の画像を見てもわかるとおり、キノボリカンガルーの前後足の爪は鋭く発達しています。
この爪のおかげでキノボリカンガルーは木登りが得意なのです。
また尾は太く発達しているので、樹の上でバランスを取るのに適しています。
カンガルーの名前は基本的には移動は両足のジャンプでします。(歩く時もありますが、その場合は前足も地面に着けて前進します)
キノボリカンガルーは、片足ずつ交互に前に出す、いわゆる歩くということができます。
この辺りが同じカンガルーの仲間でも異なる特徴です。
キノボリカンガルーはカンガルーの仲間で有袋類なので、もちろんメスのおなかには袋があります。
こちらはキノボリカンガルーの動画です。
動画は、【Nat Geo WILD】 のYoutubeを掲載させていただきます。
樹の上を移動している様子などを見ると、カンガルーっぽくは無いですね。
ただ、これが本来のカンガルーの姿なのかもしれません。
実は昔はカンガルーの仲間は密林などの木が密集している地域で生息をしていました。
しかし、木が減ったり生息地域の変化に伴い、草原などに移り住む種類が発生。
草原や砂地などの場所では、長い爪は退化していき、その変わり移動に適する為に後足が大きく発達していったと考えられています。
キノボリカンガルーの仲間の多くは今も森で生息している為、長い爪はそのまま。
同じカンガルーの仲間でも、生息地域の違いでこうも見た目が変わるのは面白いなと感じますし、進化って凄いなとも感じますね!
キノボリカンガルーはオーストラリアにいる?
キノボリカンガルーは、オーストラリア固有の哺乳類であり、広大なオーストラリア大陸のさまざまな地域に生息しています。
カンガルーといえばオーストラリアというイメージもあるので、キノボリカンガルーもオーストラリア!というイメージでOKです。
キノボリカンガルーは、オーストラリアの豊かな生態系において重要な存在です。
キノボリカンガルーは草食性であり、樹上の葉や新芽、果実などを摂取します。
それが生態系のバランスを保つ役割を果たしているので、キノボリカンガルーの存在は、オーストラリアの自然環境を豊かにしています。
まとめ
今回は、キノボリカンガルーについてご紹介いたしました。
カンガルー=ジャンプする動物というイメージを無くし、木に登るカンガルーもいる!っていうのを知ってもらえたらと思います!