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ホッキョクグマ

ホッキョクグマの食べ物は何?寿命や生態をご紹介。白熊と違う?

2023.2.8

目次

今回は現代の地上の陸上動物最大種のホッキョクグマについてご紹介します。

ホッキョクグマは一体どんなクマなのでしょうか。

Youtubeで当記事の要約ショート動画が見れます!
動画引用元:Youtube チアセブンアーチ

ホッキョクグマ

ホッキョクグマは、哺乳綱食肉目クマ科クマ属の哺乳類です。

名前のとおり、北極を拠点に生息しています。

主に単独行動をしますが、出産してからの子育ては約2年~2年半と言われており、その期間は親子で行動をしています。

ホッキョクグマ
画像引用元:Adobe Stock

ホッキョクグマは白く見える体毛で覆われている為、シロクマと呼ばれることもあります。

ホッキョクグマとシロクマについての補足です。

ホッキョクグマとシロクマは同じ?違う?

ホッキョクグマのことをシロクマと表現することも多いですが、厳密に言うとホッキョクグマとシロクマは違います。

シロクマは名前の通り、白い色のクマです。

白く見える体毛の種類はホッキョクグマしかいないのですが、実はヒグマやツキノワグマなどの種類でも白い体毛の個体が生まれる場合があります。

それは【アルビノ種】です。アルビノは、メラニン形成の影響で色素が落ち、皮膚や毛が白くなった個体です。

その為、シロクマというとこのアルビノ種のことを指すことも多く、元々白い個体である北極に生息しているクマをホッキョクグマという認識になっています。

ホッキョクグマの体毛の色は白?

実はホッキョクグマの毛は白く見えるだけで白ではありません。

ホッキョクグマの体毛は透明だと言われています。そして、ホッキョクグマの地肌は実は黒です。

その為、他の種のクマと同様、ホッキョクグマはクロクマなのですが、なぜ白く見えるのでしょうか。

透明のものは背景が黒いところで重なると白く見えてきます。

こちらはその様子を凄く簡単に動画にしてみました。

ビニール袋を黒いテーブルの上に重ねた時と、ティッシュペーパーの上に重ねた時の映像です。

白い背景だと、透明のビニール袋はずっと透明に見えますが、黒い背景の部分はだんだんと白く見えてきます。

ホッキョクグマも、地肌(背景)が黒く、毛が透明なので白く見えるということですね。

ホッキョクグマの特徴や食べ物

ホッキョクグマは前述のとおり、透明な毛を持っているのでですが、この体毛の中は空洞です。

この空洞のおかげで空気をためやすく、体の熱を逃がすのを防いでいます。

さらに、ホッキョクグマの脂肪はかなり多く40 ~ 50%以上とも言われる体脂肪率です。

この体毛と脂肪の特徴のおかげで、ホッキョクグマは寒さに強いのです。

ホッキョクグマの食べ物は補食対象の哺乳類や魚類になります。

特にアザラシや大きな動物でいえば、セイウチなども狩りをして食べます。

ホッキョクグマは泳ぐのも得意で、70km以上の距離を泳ぎ続けることもできます。

ただ、純粋な泳ぐスピードだけでいけば、アザラシなどの補食対象の方が速いので、主に陸上にいるアザラシなどを狙います。

ただ、水中にいるアザラシも流氷の上から狙いすまして、一気に喰らいつく場合もあり、北極圏内では最強の肉食動物です。

ホッキョクグマ
画像引用元:Adobe Stock

ホッキョクグマの寿命

ホッキョクグマの平均寿命は約15年から18年です。

飼育下のホッキョクグマは、23年ほどとされています。

ホッキョクグマは絶滅危惧種?

ホッキョクグマは、野生下でも約10数年生きる種類ですが、個体数は少なく絶滅危惧種となっております。

ホッキョクグマは絶滅危惧種に認定されております。

レッドリストには、【絶滅危惧II類 (VU)※ 絶滅の危険が増大している種】に登録されています。

出典:レッドリスト ホッキョクグマ

推測されるホッキョクグマの個体数は26,000です。

現在、北極の氷の面積も減少傾向になり、ホッキョクグマの生息地が減ってきています。

ホッキョクグマの保護活動は進められていますが、同時に生息地域の環境の保全にも意識をもっていく必要があります。

ホッキョクグマ
画像引用元:Adobe Stock

まとめ

今回はホッキョクグマのご紹介をいたしました。

野生下のホッキョクグマに日本で会うことはまずありません。ありえるとしたら、北極圏で獲物が減少してしまって、新たな獲物を求めて海を彷徨って流れつく個体だと思います。

その為、ホッキョクグマを観たい場合は、お近くの動物園・水族館をお調べしてみてください。

日本各地の動物園・水族館で飼育されていることが多いです。

日本に限らず、世界の動物園・水族館で、ホッキョクグマの繁殖は重要な課題にもなっていますので、もし観られる際は、その動物園・水族館ではどういう取り組みをされているかも注目してみてください。

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