冬の幻想的な絶景、樹氷!樹氷が見れるのは蔵王だけじゃない?
2025.2.14
目次
冬になると、日本各地で幻想的な雪景色が広がります。私は北海道出身で、小さい頃は毎週のようにスキーに行っていました。そんな中、晴れた日のスキー場で見る樹氷がとても綺麗でした。
一般的に、多くの人が樹氷と聞くと、山形県・宮城県の蔵王を思い浮かべるかもしれませんが、実は日本各地で樹氷を楽しめるスポットが存在するんです!
今回はそんな樹氷がどのように出来るのか、ご紹介して行きます!
冬の神秘的な絶景!樹氷って?

樹氷とは、木の枝や葉に過冷却の水滴が付着し凍ることで形成される氷の造形です。
特に湿度が高く、気温が氷点下の環境で、強風が吹きつける場所で発生しやすく、独特の形状に成長します。
海外では「Ice Monster(アイスモンスター)」とも呼ばれるほど、迫力のある姿が特徴です。
冬の神秘的な絶景、樹氷が出来る仕組みは?
冬の山岳地帯では、湿った空気が風に乗り、山の斜面を登ることで冷やされます。このとき、霧の中の水滴が氷点下でも凍らない「過冷却状態」となります。
過冷却の霧が木にぶつかると、一瞬で凍結し霧氷となります。さらに強風が吹き続けると、氷が一定方向に伸び、「エビのしっぽ」と呼ばれる特徴的な形状が形成されます。
霧氷ができた木に雪が積もり、より白く大きな樹氷に成長します。この過程が繰り返され、圧倒的な迫力のある樹氷が誕生します。
引用:Winter’s Frosty Art: Hoar Frost vs. Rime Ice in Yellowstone
蔵王だけじゃない?全国の樹氷スポットは?

蔵王連峰(山形県・宮城県)
日本で最も有名な樹氷の名所。ロープウェイで山頂まで行けば、無数の「アイスモンスター」が広がる絶景を楽しめます。夜間のライトアップも人気です。
八甲田山(青森県)
樹氷のライトアップも行われ、夜には青白く輝く幻想的な風景が楽しめます。
旭岳(北海道)
北海道の大雪山系にある旭岳でも樹氷を見ることができます。
特に1月〜2月は、気温が-20℃以下になることもあり、まるで氷の世界に迷い込んだかのような美しい光景が広がります。
私が小さい頃から気軽に行っていたのは、函館の近くにある七飯町というところのスキー場でした。たまに冬に実家に帰ると今でもちょっと行ったりしております。
まとめ

樹氷は、幻想的な冬だけの特別な景色です。
冬の旅には、ぜひ樹氷観賞に出かけてみてはいかがでしょうか?
ただし、気温が非常に低いため、防寒対策をしっかりしてくださいね。