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びわのみ

食べ頃のびわの見分け方は?びわの葉茶とびわの効能について

2024.4.3

目次

びわと言えば、さっぱりとした甘みが上品な食べ物。初夏が旬の食べ物ですが、そろそろ早いものは見かけるかもしれません。

今回は実は美味しいだけではなく沢山の効能があるびわと中医学の薬で枇杷葉(びわよう)と呼ばれているびわの葉についてご紹介していきます!

枇杷の花
画像引用元:pixabay

美味しいだけじゃない?食べ頃のびわの見分け方とびわの効能

食べ頃のびわの見分け方は?

・産毛があるもの

・大きさが左右対称なもの

・しっかりとした張りがあるもの

・皮が綺麗なオレンジのもの

・ヘタがしっかりしているもの

実はびわには元々産毛があり、徐々に擦れて落ちていってしまうものなので、産毛があるものほど新鮮な証拠だそうです。また新鮮なびわには、しっかりとした張りがあります。徐々に鮮度が落ち始めているびわは、張りが感じられなくなります。

びわの実
画像引用元:pixabay

びわにはどんな効能があるの?

びわの果肉に含まれている栄養素はどのようなものがあるのか、ご紹介していきます!

ビタミン

びわには、強い抗酸化作用を持つβーカロテンが多く含まれています。βーカロテンというのは、体内でビタミンAに変化します。ビタミンAには皮膚や鼻、肺、喉などの粘膜に働きかける作用があり、感染症予防や免疫力アップしてくれる働きがあります。

カリウム

カリウムは、体内でナトリウムとのバランスを取り合っている生命維持活動の上で欠かせない役割を担っています。高血圧予防や、むくみ予防に大切なミネラルの一つです。

食物繊維

食物繊維は実は、便秘予防で必要な成分、というだけではなく、血糖値の急激な上昇を防いでくれたり、コレステロールの吸収を和らげてくれるという働きもあります。

中医学でいう枇杷葉(びわよう)って何?

びわの葉
画像引用元:pixabay

枇杷葉(びわよう)は名前の通りびわの葉っぱです。生の葉っぱではなく乾燥させたものです。

実は漢方薬である中薬として使われていた枇杷葉ですが、どのように使われていたのでしょうか?

枇杷葉(びわよう)、びわの葉茶の効果は?

大きくに言うと、枇杷葉とは、痰・咳・喘息に用いる中薬となっています。

痰や咳にも中医学の中には種類があり、枇杷葉(びわよう)は、寒さからくる咳ではなく、暑さからくる咳に対して効果があると言われています。

また、食べ過ぎなど飲食の不摂生の時に起こる吐き気がある人に対しても枇杷葉(びわよう)である、びわの葉茶はおすすめとなります。

枇杷の葉茶をお勧めする体質の人は?

肺熱という状態の方に使用されることが多いのが、枇杷葉(びわよう)です。体質的に咳が出ると炎症を持ちやすかったり、ウイルスや細菌の影響で肺に熱がこもることによって起こる咳のことを、肺熱がある状態だと言えます。痰が黄色く粘り気を帯びているのが特徴で、体が温まると咳などの症状が出やすくなる人に対してびわの葉茶はおすすめです。

また、びわの葉には抗菌作用があると言われていますので、びわの葉を使った入浴剤も、肌にかゆみやニキビなどの肌トラブルがある方には効果があるそうです。

まとめ

昔からびわの葉は、お茶にしたり入浴剤にしたり愛されてきて、びわの果肉も楽しめる何だか一石二鳥な植物ですね。もうすぐ初夏で旬になるので、季節の食べ物を楽しんでいきたいと思っています!

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