ローリエはギリシャ神話と関係がある?
2026.3.18
目次
シチューやカレーなど煮込み料理にぴったりなハーブ「ローリエ」。実は、その葉には、太陽神アポロンとニンフ・ダフネの切ない神話が刻まれています。
月桂樹(ローリエ)がなぜ「勝利と栄光」の象徴になったのか、今回はローリエとギリシャ神話についてご紹介していきます。
ローリエとどんな関係?アポロンとダフネの悲恋について
ギリシャ神話の太陽神アポロンは、ある日、愛の神エロスに金の矢で射られ、河の神の娘ダフネに一目惚れします。
しかしダフネは、エロスの鉛の矢によって逆に恋愛を嫌う気持ちを植えつけられていました。
引用:Apollo
アポロンに追われたダフネは父である河神ペネイオスに懇願しました。
「どうか私を変えてください——この姿から逃れられるように」
その祈りが届いた瞬間、ダフネの肌は樹皮に、髪は葉に、腕は枝へと変わっていきました。
彼女は月桂樹(ローリエ)になったのです。
愛するダフネを失ったアポロンは嘆き、月桂樹を自らの神聖な木と定め、その枝で冠を作り永遠に身につけることを誓いました。
これが「月桂冠」の起源です。

ローリエはなぜ勝利の象徴になったの
アポロンは芸術・音楽・詩・予言を司る神であり、古代ギリシャでは最も崇拝された神の一人です。
彼のシンボルである月桂樹は、やがて知性・才能・栄光の証として詩人や音楽家の競技大会で勝者に贈られるようになりました。
古代オリンピックの前身にあたる「ピュティア競技大会」は、アポロン神に捧げる祭典でした。
優勝者に月桂冠が贈られたのは、まさにアポロンへの敬意の表れとも言えますよね。
この習慣がローマ帝国に受け継がれ、凱旋将軍や皇帝も月桂冠をつけるようになりました。

ローリエの名前の由来は?
月桂樹の学名はLaurus nobilis(ラウルス・ノビリス)、「高貴なる月桂樹」を意味します。
フランス語で「laurier(ローリエ)」、英語で「bay laurel(ベイローレル)」。いずれも神に捧げられた木の名を今に伝えています。
爽やかで少し苦みのある独特の香りは、肉の臭み消しや煮込み料理の風味づけに絶大な効果を発揮します。
古代ローマ人もすでに薬草・料理用として愛用していたことが記録に残っています。
神話の木が、長い時を経てキッチンの定番ハーブになったそうです。

よくある質問
まとめ
ローリエはアポロンの悲恋から生まれた神聖な植物。月桂冠の伝統は古代ギリシャから現代語にまで受け継がれています。
次に料理でローリエを使うとき、神話の物語をちょっとだけ思い出してみてください。
















