ソメイヨシノという桜について、花言葉や歴史から日本の桜を知ろう!
2024.1.7
目次
今回は有名な桜の種類の1つ。ソメイヨシノをご紹介します。
私の家の近くの公園でもたくさん咲き誇るソメイヨシノ。きっと、あなたの家の周りにもソメイヨシノはありますよ!
ソメイヨシノとはどういう桜なの?
ソメイヨシノとは、日本で最も有名な桜の品種になります。淡いピンク色の花を咲かせるので、誰が見ても桜だとわかるくらい桜です笑
ソメイヨシノの開花時期は例年3月下旬から4月上旬が多く、春に咲く桜です。咲き始めてから満開までがだいたい5~7日ほど。そして、満開から数日で一気に散り始めます。
お花見の時期って意外と短いですよね?それは、桜が満開から散るまでの期間が短いからという理由があるのです。
こちらは満開時のソメイヨシノ
満開時は葉も少なく、ピンク色一色という感じになります!
そして、こちらは私の地元の公園のソメイヨシノです。
撮影した時期が4月半ばということもあり花びらは減って葉が多くなってきていますね!それでも遠くから見ると、まだまだ鮮やかなピンク色の桜の木を感じさせてくれます。
さて、このソメイヨシノですが、もちろん花なので花言葉がございます。
ソメイヨシノの花言葉
花言葉「純潔」「優れた美人」
ソメイヨシノの花言葉は「純潔」「優れた美人」です。
ちなみに桜全般の花言葉は、「精神の美」「優美な女性」。
他の植物も綺麗なものは多いですが、美しいという表現が合う!という印象を持つのはやはり桜かもしれませんね!
ソメイヨシノは葉が多くなってきた状態も美しい。なんか葉も美しく感じるのは私だけでしょうか笑
怖い一面も?花言葉「ごまかし」
「純潔」「優れた美人」とは別に「ごまかし」という花言葉もあると思われている方もいます。
この「ごまかし」の影響もあってか、桜の花言葉は怖いと言われることも。
ただ、この「ごまかし」という花言葉がある桜はソメイヨシノ自体ではなくシダレザクラになります。
シダレザクラは、枝が垂れ下がるサクラ全般のことを指します。
美しい花を持つのに、枝が美しさをごまかすように垂れている。このことから「ごまかし」という花言葉がついたとも言われています。
そう言われるとネガティブなイメージになってしまいますが、こう考えるとどうでしょうか?
枝が垂れていてパッと見はだらしないが実は綺麗で美しい花を付けているという、逆の「ごまかし」
人を見かけで判断せずに、しっかりとその人を見ると実はとても美しい。
こう捉えると素敵な花言葉な気がします。
ソメイヨシノの歴史
ソメイヨシノの起源は、東京都豊島区駒込とされています。江戸時代の終わりから現在の豊島区駒込で商いをしていた植木屋がソメイヨシノの販売を始めたことが始まりと言われています。
ソメイヨシノの名前の由来にも影響しており、元々「吉野桜(よしのざくら)」と呼ばれていたが、奈良県に吉野山という場所があり、そこの桜が吉野山桜だった。そのため、区別するために東京都豊島区駒込付近の旧地名が「染井」であることから、「染井」の「吉野桜」ということで、「ソメイヨシノ」になったそうです。
季節の流れを感じる
ソメイヨシノの開花を見ると、新シーズンや春の到来を感じさせます。開花と共に、新しい職場・新しい学校・新しい環境への生活がスタートする方も多いでしょう。
そして、ソメイヨシノの葉が多くなってくる4月中旬以降。
新しい生活の流れが少しだけ慣れるようになってくる。この期間の時間の流れはとても早く感じる人が多いのではないでしょうか。
私はとても早く感じる人で、ソメイヨシノを見ると、たった数週間の出来事なのに、とても多くの時間を費やしたとも感じます。
それだけソメイヨシノに気持ちを揺さぶられるのは、年齢を重ねたというのもあるかもしれません。
ただ、見るだけで心を揺さぶる力があるということこそ、年齢を重ねた関係無く、ソメイヨシノの花言葉どおりの「優れた美人」の力なのかもしれません。
当たり前にある街路樹。公園の木。
せわしなく進む現代では、無意識の存在になりがち。しかし、ふと足を止めて見てみると、新しい発見や何気ないその日その瞬間の大切さに気付くかもしれません。
春から夏に向かっていくこの季節。植物、自然に焦点を当てて、新しい発見を探してみませんか。