2024.12.14
【FoE Japan】第7次エネルギー基本計画、地球温暖化対策計画に向けた提言と緊急記者会見(12/17)
(原文)エネルギー基本計画、地球温暖化対策計画の素案が来週にも提示されようとしています。市民参加のほとんどないプロセス、そして原発推進をさらに強め、化石燃料を維持温存する現状の審議会議論に対し、FoE Japanとして以下の提言をまとめました。
引用:【FoE Japan】第7次エネルギー基本計画、地球温暖化対策計画に向けた提言と緊急記者会見(12/17)
チアセブンアーチ編集部からのコメント
・この記事はPR TIMESに掲載されている内容を元に記載しています。
FoE Japanが提言する第7次エネルギー基本計画および地球温暖化対策計画に関する内容は、現在のエネルギー政策が抱える課題を的確に指摘し、持続可能な未来を目指した重要な提案を示しています。特に、市民参加がほとんどない計画プロセスや、原発推進と化石燃料維持に偏った議論への批判は非常に重要な視点です。
原発依存度の低減が削除され、新増設が進められる動きに対し、福島第一原発事故の教訓を忘れてはならないと強く感じます。また、化石燃料からの脱却が気候危機解決の鍵であるにもかかわらず、技術的に困難で費用も高い「延命策」に多額の資金を投じる現状は逆行しているように思えます。再生可能エネルギーの拡大や省エネルギーの推進こそが、持続可能で安全な社会を築くための真の解決策ではないでしょうか。
また、鉱物資源の需要削減を訴える姿勢も評価すべきです。環境保護や人権を軽視した資源開発は、真の「脱炭素化」を意味しません。エネルギー消費を抑える施策や地域主導の再エネ導入計画など、地域と自然を尊重したアプローチが必要です。
FoE Japanの提言は、日本が国際的な責任を果たしながら、真に持続可能な社会を構築するための指針として非常に意義深いと感じました。