秋の紅葉はなぜ赤や黄色になるの?
2026.8.17
目次
秋になると山や公園が赤・黄・オレンジに染まる紅葉。あの美しい色の変化は、実は葉の中で起きる「色素の交代劇」です。夏の間ずっと緑だった葉が、なぜ数週間で鮮やかな色に変わるのか。今回は徹底解説していきます。
紅葉を生む3つの色素って?
紅葉のしくみを理解するには、葉の中にあるクロロフィル・アントシアニン・カロテノイドの3つの色素を知ることが大切です。
クロロフィル(緑)
光合成を行う緑色の色素。夏の間は大量に存在するため葉は緑色に見える。秋になると分解が始まる。
アントシアニン(赤)
秋に新たに合成される赤・紫の色素。日光にあたることで生成され、モミジやカエデを赤く染める。
カロテノイド(黄)
もともと葉に含まれている黄・オレンジの色素。クロロフィルが分解されると隠れていた黄色が現れる。イチョウに多い。

赤くなる木・黄色くなる木の違い
同じ紅葉でも、モミジは赤くイチョウは黄色になります。この違いはアントシアニンを合成するかどうかの違いなんだそうです。

アントシアニンを新たに合成するため鮮やかな赤色になる。日当たりが良い場所の葉ほど赤みが強くなります。

アントシアニンを合成しないため、クロロフィルが分解されるとカロテノイドの黄色が現れます。
きれいに紅葉する3つの条件
同じ場所でも年によって紅葉の鮮やかさが違うのは、気象条件によってアントシアニンの合成量が変わるためです。
① 夜の気温が低い(8℃以下が目安)
② 日照が十分にある
③ 適度な水分がある
① 夜の気温が低い(8℃以下が目安)
夜間の低温がアントシアニンの合成を促進します。日中と夜間の寒暖差が大きいほど鮮やかな赤色になりやすいです。山の紅葉が特に美しいのはこのためです。
② 日照が十分にある
アントシアニンは日光に当たることで合成されます。曇りの日が続くと色づきが悪くなります。日当たりの良い南向きの山の斜面が美しく紅葉するのはこのためです。
③ 適度な水分がある
乾燥しすぎると葉が枯れて茶色くなってしまいます。水辺の近くの紅葉が美しいのは、適度な水分で葉がみずみずしく保たれるからです。

まとめ
日当たり・夜間の冷え込み・適度な水分の3条件がそろうほど鮮やかに色づく紅葉。秋、色鮮やかな季節はキレイですよね。
















