よもぎ餅だけじゃない?お茶や入浴剤にもなるハーブの女王、よもぎについて
2024.5.1
目次
実はよもぎがハーブの女王と呼ばれるくらい効能があるものだって知っていましたか?最近、和ハーブについて勉強している私なのですが、よもぎがハーブの女王と呼ばれていることを知ったのでご紹介させていただきます。よもぎといえばよもぎ餅しか浮かんでこなかったのですが、よもぎ茶にしたり、入浴剤にしても良いそうです!
よもぎがハーブの女王と呼ばれる所以は?
日本でも古くから愛されてきたよもぎ。実は海外でもよもぎの葉は万能薬として重宝されてきました。
なぜ万能かというと、よもぎは食べることも出来、皮膚に塗っても効果があり、香りを嗅いでも良く、お灸のように燃やして使うことも出来、蒸し風呂として蒸して使うことも出来る、万能さがあります。火傷の薬やお灸など様々な場面でよもぎの葉は古くからいろいろな国で愛されてきました。
ヨモギは、キク科ヨモギ属の多年草です。日当たりのよい原野や道端などで成長し、高さは1メートル前後になります。花が咲くのは初秋となっています。
参考:Mugwort | University of Maryland Extension
よもぎの効能は?
よもぎの魅力は何と言っても美容にも良いしデトックスにも良いことだと思います。
・コレステロール値を下げる
・血行促進作用
・腸内環境を整える
コレステロール値を下げる
よもぎが多く含む「クロロフィル」という成分は、造血作用や血液の流れを正常化するのを助けてくれる作用があります。その結果、コレステロール値の改善などに役立っています。
血行促進作用
冷え性が原因で起こる肩こりや頭痛なども、血行促進作用によって改善するといった効果が期待できます。冷え性の方には最適ですね。
腸内環境を整える
よもぎには食物繊維が多く含まれています。体に不要な有害な物質とともに、体の外に排出されるため、腸内環境を整えてくれる効果があります。便秘の方に是非おすすめです。
中医学でのよもぎの効果は?
中医学ではよもぎは、艾葉(がいよう)と呼ばれています。
分類は理血類で、血に関する病気を治療する食薬となっています。その中でもよも議は、止血類に分類され、血流を良くする働きがあります。
・生理不順、生理痛
・血便、痔、腹痛
・肩こり、疲労回復、冷え性、腰痛
・高血圧、神経痛、胃腸虚弱
よもぎ茶の美味しい淹れかたは?
水1リットルに対して乾燥よもぎを3g〜10g程度鍋に入れ、水から沸かしていきます。
1〜2分程度煮出したら茶こしを使用してお茶の葉を取り出して完成です。あまり煮出しすぎると苦みやえぐさが出てくるので、1〜2分で十分です。
お茶の葉を入れるティーパックがある方はそちらを使うと便利です。
韓国では一般的?よもぎ蒸しとは!
よもぎ蒸しは、韓国伝統の民間療法で、約600年の歴史があると言われています。よもぎ蒸しは、首から下をすっぽり包むマントを着て、専用の椅子に座り、下からよもぎの蒸気を当てる顔を出すサウナのようなものです。顔を出して入るものなので、サウナが苦手な方でも問題ないそうです。
下半身から身体を温める温熱効果と、煎じた薬草の成分を体内に取り入れ粘膜吸収させることで、自然治癒力が高まり、代謝促進、老廃物の排出も促される究極のデトックスですね。一度やってみたことがあるんですが、すごいスッキリした記憶があります。
自宅で簡単よもぎの入浴剤について
自宅でよもぎ蒸しをする、となると結構大掛かりで大変そうですよね。そうなると、お風呂の入浴剤にしてしまえば温熱効果もあり、自然治癒力も高まるし、デトックスにも最適!
乾燥よもぎを出汁パックや不織布に詰め、そのままお風呂に入れても良いのですが、一度鍋で5分程度煮出してから入れた方がよもぎの成分が出るので良いそうです。
よもぎの注意点は?
よもぎはキク科の植物となっていますので、キク科アレルギーのある方は体質によってはアレルギーが出る場合があるためおすすめ出来ません。また、よもぎは一般的にはノンカフェインなので妊娠中でも問題ありません。ただし、オウシュウヨモギという種類は、妊娠中は避けたほうがいいといわれているようです。
まとめ
今回はハーブの女王、よもぎについてご紹介しました!
これから暑くなると、クーラーで体が冷えすぎたり、冷たいものを飲みすぎて体が弱ってくる時期にもなるので、よもぎをお茶にしたり入浴剤にしていこうと思いました。