水族館で人気な幻想的で光るクラゲ、クラゲはどのように光る?
2024.6.10
目次
最近友人から水族館に行った時のクラゲの写真が送られてきまして、そういえばどうしてクラゲは光るんだろうと思い、今回は神秘的に光るクラゲについてご紹介させていただきます。
クラゲには、自分から光るクラゲと、光を反射するクラゲがいる
・自ら発光するタイプのクラゲ
・光を反射するタイプのクラゲ
自ら発光するクラゲとは?
自ら発光するクラゲにはオワンクラゲ、ハナガサクラゲ、カギノテクラゲなどがいます。
体内で青色に光るイクオリンというタンパク質と、緑色に光る緑色蛍光タンパク質を持っているため、自発的に光ることができるそうです。
反射して発光するクラゲとは?
反射して光るクラゲは有櫛動物の仲間で、カブトクラゲ、ウリクラゲ、チョウクラゲなどがいます。
たとえば、カブトクラゲは兜に似た形のクラゲです。大きさは約10cm程度で、光が当たることで、一色ではなく、虹色に光ると言った特性があります。
泳いたどきなど、クラゲにある櫛板(しつばん)という部分を動かしたとき、光を反射することで、光って見えるんだそうです。
参考:Jellyfish and Comb Jellies | Smithsonian Ocean
水族館でよく見かける幻想的なクラゲとは?
実際には自分で発光するタイプのクラゲも、反射して発光するタイプのクラゲも展示はされていることが多いようです。
まるで絵画のように壁一面に白っぽく浮かび上がっているクラゲは、ミズクラゲといって、日本では認知度が高いクラゲです。
実はこのミズクラゲ、綺麗なだけではないんです。
自然界では大量発生してしまっていることもあり、漁業では、網が揚げられないほど大量に入ってしまったりとトラブルになっていることも。ミズクラゲには刺胞という器官があり、海水浴中などに刺されることもあるんです。
実は光る生き物はクラゲだけじゃない、幻想的に光る生き物たち
クラゲ以外に光る生き物、有名なのはホタルですね。実はホタルは種類でいうと世界に2700種類がいるそうです。全てのホタルが光るわけではありません。日本で見られる光るホタルは、ゲンジボタルとヘイケボタル、ヒメボタルの3種類だそうです。
ニュージーランドに住んでいる時、土ボタルの幼虫、グローワームを見に行ったことがありますが、洞窟の中で光り輝く姿は星空のように神秘的な様子でした。
ホタル以外にも光る生き物は実はたくさんいます。有名なのは、深海に生きる生物たちです。
深海の中、色々な生物が光る映像は、まるで宇宙の中を旅行しているような感覚になります。
以下の動画には、幻想的に光る深海の生き物たちについて紹介されています。
まとめ
水族館で幻想的に光る姿が美しいクラゲ。水族館で見る分には綺麗ですが、実際に海で見かけたら触らないように気をつけないといけないですね。