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マンタ

エイとマンタの違いって?エイとマンタの天敵はいるの?

2024.9.15

目次

エイとマンタは、実は「エイ」と呼ばれる魚類の一種なんです。エイは多くの種類があり、海底に近い生活を送ることが多いんです。一方、マンタは「マンタエイ」として知られ、大きな体と広げた翼のような胸びれで、海の表層を泳ぐことが特徴です。水族館で泳いでいる姿を見ると下から見ると空を飛んでいるように見れるのが綺麗ですよね。今回は、エイとマンタの違いについてご紹介していきます。

エイとマンタは何が違う?

エイ
画像引用元:pixabay
エイとマンタの体の特徴の違いは?

エイは、マンタに比べて平べったく、尾に毒針を持つ種類が多いのが特徴です。一方で、マンタは非常に大きく、成体は6メートル以上に達することもあります。さらに、マンタには毒針がなく、より穏やかな性質を持っています。

エイとマンタの生活環境の違いって?

一般的なエイは、海底に潜んでいることが多く、砂の中に隠れることが得意です。これに対して、マンタはより自由に海中を泳ぎ回り、食物であるプランクトンを探して広範囲に移動します。

エイとマンタは何を食べるの?

エイは一般的に小魚や甲殻類を捕食するのに対し、マンタはプランクトンを主な餌としており、そのため口を広げて泳ぎながら餌を捕まえる「濾過摂食」を行います。この違いにより、彼らの生息場所や行動範囲も異なってきます。

引用:Difference Between Manta Rays and Stingrays

エイとマンタの天敵は??

海の中のマンタ
画像引用元:pixabay

エイの天敵

エイは、多くの海洋生物の餌となることがありるため、天敵も多くいるそうです。代表的な天敵には、大型のサメやシャチ、さらに一部の大型魚類が含まれます。エイの天敵のは、エイが海底で静かにしている時に襲いかかり、尾や体を狙って攻撃します。

その分、エイは自衛手段も持っています。多くのエイには、尾に毒針が備わっており、敵に対して効果的な武器となります。この毒針は、捕食者に強力な痛みを与えるだけでなく、場合によっては致命的なダメージを与えることもあります。しかし、サメやシャチのような大型の捕食者は、こうした防御手段をかいくぐってエイを捕らえることができるため、エイにとっては依然として脅威となります。

マンタの天敵

マンタはその巨大な体と、海中を自由に泳ぐライフスタイルから、天敵は限られています。しかし、マンタも全く無防備ではありません。マンタの主な天敵もエイと同様、大型のサメとシャチです。特に、ホホジロザメやトラザメは、マンタのひれや尾を攻撃し、泳ぎを妨害することがあります。また、シャチは非常に知能が高く、チームでマンタを狩ることがあるため、マンタにとっては強力な捕食者です。

また、マンタが傷を負うと、寄生虫や他の生物による感染症のリスクが高まります。マンタは時折、クリーニングステーションと呼ばれる場所に集まり、小さな魚に体を掃除してもらい、寄生虫を取り除いて健康を保っています。このクリーニング行動は、マンタが自然環境の中で自らを守るための一つの方法だそうです。

動画引用元:BBC EARTH

まとめ

エイとマンタは見た目が似ているものの、生活様式や生態が大きく違う生物です。エイは海底で生活し、毒針を持つ種類が多く、シャチやサメなどの天敵から身を守るための武器を備えています。一方、マンタは海中を優雅に泳ぎ回り、プランクトンを主食とする平和的な生物ですが、サメやシャチなどの大型捕食者からは逃れられないそうです。

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