2024.12.9
「両生類のオンライン取引レポート」を発表
(原文)公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下 WWF ジャパン)は、本日2024年12月5日(木)に、日本のオンラインプラットフォームにおける両生類の取引状況をまとめたレポート『両生類のスナップショット分析から考える ペット利用される野生生物のオンライン取引の課題~問われるプラットフォームの責任~』を発表しました。
引用:「両生類のオンライン取引レポート」を発表 絶滅の恐れのある両生類が、インターネットで販売されている実態が明らかに
チアセブンアーチ編集部からのコメント
・この記事はPR TIMESに掲載されている内容を元に記載しています。
日本国内でのオンラインプラットフォームを介した両生類取引の実態を明らかにし、その課題と対策を提起しています。WWFジャパンの調査によれば、楽天市場やYahoo!ショッピングなどのプラットフォーム上で、絶滅危機種や近危急種が含まれる両生類が多数取引されていることが確認されました。特に、種の由来や捕獲地情報の記載が不足している出品が多く、取引の合法性や環境影響を適切に判断することが難しい現状が浮き彫りになっています。
オンライン取引は利便性の高さから需要を増加させ、捕獲圧を高める一因となっています。これは、取引対象となる種の生存に直接的な脅威を与えるだけでなく、生態系全体にも悪影響を及ぼしかねません。このため、プラットフォーム事業者には、適切な取引を促す責任が問われています。
WWFジャパンは、今回のレポートを通じて、事業者が生物多様性の保全を意識し、プラットフォームの利用者に野生生物取引の影響について周知徹底することの重要性を訴えています。これにより、野生生物や生態系に配慮した取引の場が整備されることを目指しており、この課題への取り組みが広がることが期待されます。