実は怖いところも！？かわいいだけじゃないクリオネについてご紹介！

クリオネ。名前も見た目もかわいい生き物。だけど、いったいどんな生き物かはよくわからない。

今回はそのクリオネについてご紹介していきます！

クリオネってどんな生き物？

クリオネは、海中で生きる生き物でゆらゆら動く姿をしていますが、貝の仲間です。

クラゲの仲間と間違いやすいですが、貝なのです。

貝殻を持たないクリオネを貝だなんて誰が思うのか。だけど、貝です。

クリオネの特徴は何と言っても、その透明な身体。

内臓全て見えているじゃないか！と思うくらい、ほぼ全て透明の身体を持っています。

クリオネの体長は小さくて、だいたい1cm ~ 4cmほど。

水族館などで見る際はもちろん水槽に入っているので見やすいですが、自然界の海でクリオネを見つけることは結構困難なことではと思います。

参考：Clione limacina, Arctic Ocean biodiversity

クリオネは天使？悪魔？

クリオネの多くは、寒流地域の寒く冷たい海に生息しています。その為、「流氷の天使」という異名もあります。

この天使というのは結構知っている人もいるかと思いますが、実はクリオネは悪魔という異名も持っています。

それはなぜか？

いくつか説はありますが、クリオネの補食シーンが悪魔だと言われる所以だそうです。こちらは獲物を捕らえる動画です。

頭部から触手のようなものが出て相手を捕らえます。その姿はまるで悪魔。

ここからクリオネは悪魔だという異名が言われるようになったのですね！まさに「天使のような、悪魔のような」そんな不思議な生き物です！

クリオネはかわいい？怖い？

ご紹介したようにクリオネは見た目は小さく、透き通って綺麗。そして泳ぎ方がフワフワと海中を飛ぶように泳ぐ。このことから、とてもかわいい！と人気です。そして、前述したとおりの悪魔のような捕食シーンから怖いと言われることも！

他の魚類やクラゲや貝などと比べると、だいぶかわいいと言われる姿をしているなと思いますし、怖いと言われる補食シーンの悪魔の姿も、見ようによってはかわいいと言われるでしょう。

ただ、人間側から見たらかわいいのであって、クリオネは肉食性。

その為、補食される側からしたら全くかわいくない、ハンターということになります。補食される側からしたら、見た目も中身も悪魔なのでしょう。

まとめ

今回はクリオネのことをご紹介いたしました。

クリオネは野生下でもほとんど見れる機会がありません。見るとすれば冷たい海の世界で、流氷ダイビングが必要になります。

その為、クリオネを見たい！って方は、お近くの水族館を調べてみてください。日本国内でもクリオネを飼育している水族館はいくつかありますので。

著者：KATSU

エールクエスト代表

エールクエストではWebサイト制作やイベント制作を主に対応。

ただ自然が好き、動物が好き。その想いとこれまでの経験からチアセブンアーチを企画して、運営を行っている。

海外・国内問わず、動物や自然のことを調べてまとめるライティングスキルと国内の動物や自然の施設に自ら足を運んで実際に体験した内容を元に記事を執筆している。