ジンベエザメの性格や食べ物を知ろう!生態と特徴をご紹介
KATSU
目次
今回は、世界最大の魚のジンベエザメについてご紹介します。
ジンベエザメってどんな魚?
ジンベエザメの特徴
ジンベエザメの特徴はその大きさと、水玉模様です。
一般的には体長が10~12メートル、体重が5~10トン程度と言われています。
最大のジンベエザメは体長が18メートルにも達すると言われており、非常に大きく迫力があります。
ジンベエザメの食べ物
身体の大きなジンベエザメですが、実は大型魚などを食べず、プランクトンや小魚、海藻などを食べています。
食べ物を食べる時はプランクトンなどの微生物だけをこしとるための器官があり、鰓裂(さいれつ)から水だけを排出し、残った生物を呑み込むという方法で食事をします。
※鰓裂(さいれつ)とは、鰓孔(えらあな)と同じ意味で、えらの後方にある水の排出口のことを指します。
ジンベエザメが海面近くでよく目撃されるのは、プランクトンが水面近くに豊富に生息しているためと言われています。

ジンベエザメの性格
ジンベエザメは肉食では無いため、温和な性格であり、人間に攻撃的ではなく、むしろ危険性は低いです。
また、彼らは非常に神経質で環境の変化にとても弱いため、飼育することは非常に難しいです。
ただし、大阪の海遊館や沖縄美ら海水族館では、長期間の飼育記録があります。
ジンベエザメの斑点(水玉模様)には、個体による個性があるため、それらを観察することで個体を識別することができます。
ヨーロッパと米国では、それらの斑点がチェス盤の模様にたとえられています。
ジンベエザメの生息地
ジンベエザメは、熱帯、亜熱帯、温帯の海域に広く分布しています。
通常、ジンベエザメは表層海域を移動しています。
メスは一定の地域に生息する傾向がありますが、オスは広範囲に移動します。
単独で活動することが多いですが、餌が多い場所では複数いることもあります。

人間とジンベエザメの関係
ジンベエザメの周囲にはイワシやカツオなどの群れが多くいることから、日本では昔から大漁の縁起物として漁師たちから福の神のように信仰されてきました。
しかし最近では、ジンベエザメを捕獲することで、数が減少したり、船のスクリューによるけが、観光や原油流出による環境汚染などが懸念されています。
先進国の中華料理店では、ジンベエザメのフカヒレが人気であり、このことが途上国の漁師によるジンベエザメの乱獲の原因の一つとなっている。
まとめ
今回は、ジンベエザメについて紹介しました。
私はジンベエザメが大きな体を持ちながらも、温和な性格を持っていることに驚かされました。
この記事を作っていると、なんだか水族館に行きたくなってきました(笑)
そして、ジンベエザメの数が減りつつあるという事実も知ったので、ジンベエザメの数がこれ以上減らないことを願うばかりです。