ヤドカリの貝殻はどこで手に入れる?ヤドカリの引っ越し。
KATSU
目次
貝を背負った動物のヤドカリ。
ヤドカリは一体どこでその貝を手に入れている?貝を変える(引っ越し)の方法はどうやっている?
ヤドカリの疑問についてご紹介します。
ヤドカリって何?
ヤドカリは、十脚目ヤドカリ上科の仲間で主に貝の中に身体を入れた種類のことです。
※貝を背負ったというより、貝の中に身体を入れたの方が正しい表現です。
そもそも、ヤドカリという名称は日本独自のものらしい。
確かに漢字にすると、「ヤドカリ」=「宿借」=「宿を借りる」となり、まさに貝という名の宿を借りている動物ということですね。
ヤドカリは動物と紹介していますが、魚の中でもカニやエビの仲間になります。(カニやエビも魚か?と言われると…。ここは見逃してください。笑)
ヤドカリの特徴は、前足部分にはさみがあり、他の足と比べると大き目になっている。
カニなどと同じですね。

そして最大の特徴が貝殻。この貝殻について見ていきましょう。
ヤドカリの貝はどこで手に入れている?
ヤドカリの貝は生まれた時からあるものではありません。
ヤドカリは身を守る為に、自分の身体に合った貝を自分で探して身に着けます。
子供から大人へ成長するにつれ、もちろん身体も大きくなります。
その為、大きくなるにつれて貝殻を身体に合ったものに変更していくのです。
また、貝殻自体が何らかの理由で壊れたり無くなった場合も、新たな貝殻を探します。
この貝殻は巻貝などが多く、すでに死んでしまって中身が無い状態の巻貝が主にヤドカリの宿になっていきます。
こうやって、宿(貝殻)を変更していくことがある為、ヤドカリは引っ越しをする動物とも言われているのです。
貝殻を変更していく為、いろいろな貝殻を背負ったヤドカリたちがいるんですね!


こちらの動画をご覧ください。
動画は、【さいたま水族館】 のYoutubeを掲載させていただきます。
ヤドカリはしっかりと新しい貝殻が自分に合うかどうかを確認してから、お引っ越しをするのですね!
ちなみに、この動画では引っ越しをする瞬間も観れます。
意外と知らないヤドカリの貝の無い状態。ゆっくり観てみてくださいませ。
その姿はまさにエビです。
まとめ
今回はヤドカリについてご紹介しました。
日本でも、多くの砂浜でヤドカリは観ることができます。
ヤドカリの大きさによって、貝殻の大きさも変わるので、その貝殻の違いを観察するのも面白いですよ!