ジャッカルはどんな動物?セグロジャッカルの特徴は?
2024.12.2
目次
今回はサバンナに生きるイヌの仲間、ジャッカルのご紹介です。
ジャッカルにもいろいろ種類はいますので、今回はセグロジャッカルについて見ていきましょう。
セグロジャッカルってどんな動物?
哺乳綱ネコ目イヌ科イヌ属
アフリカ大陸の東南部に生息
全体的に毛色は茶色で、背中部分は黒い
体長約45㎝〜90㎝
約10㎝の耳
夜行性
まず、ジャッカルは哺乳綱ネコ目イヌ科イヌ属の動物です。
セグロジャッカルは主にアフリカ大陸の東南部のサバンナに生息しているジャッカルの種類になります。
セグロジャッカルの特徴は名前の通り、背中が黒いのが特徴になります。
身体全体は黄色や茶色の体毛に覆われていますが、背中部分は黒いのがセグロジャッカルです。
セグロジャッカルの体長は、45㎝ ~ 90cmほど。オスの方がやや大きいですが、見た目によるオスメスの違いはほとんどありません。
先端が尖った約10㎝くらいの大きな耳をしています。一見すると、狐のようもみえますね!
大きいセグロジャッカルは大型犬ほど、小さいセグロジャッカルは、大型犬のラブラドールレトリバーよりも小さいです。
セグロジャッカルは夜行性で群れで生活をしています。
セグロジャッカルの夫婦は絆が強い!
セグロジャッカルの群れはオスとメスのペアを中心に血縁関係の個体で形成されることがほとんどです。
セグロジャッカルは一夫一婦制になり、このペアは一生の絆になるそうです。
メスは約4匹くらいの子供を産み、オスメス共に育児をします。
育児は巣穴でするのですが、この巣穴は自ら掘る事もあれば、他の動物が掘った穴を利用する事もあります。
子供は約1歳で成熟し、2歳になる頃には親元を離れて、自分の縄張りを持つそうです。
セグロジャッカルの寿命は野生で約7年と言われています。短いのか長いのか・・・しかし、一生のほとんどを家族だけの構成で仲良く暮らしているセグロジャッカルは、とても幸せそうですね。
セグロジャッカルの狩り
セグロジャッカルは肉食動物です。
サバンナの草食動物を狩ることで食べ物を得ています。
群れで連携して狩ることもあれば、チーターなどの他の肉食動物が捕えた獲物を横取りしたり、食べ残しを狙ったりもします。
セグロジャッカルは草食動物を狩るといっても、セグロジャッカル自身がそもそも小さい体格な為、大型の草食動物は狙いません。
大型の草食動物を食べる時は、他の肉食動物の食べ残しなどです。
基本的には、ウサギやガゼルなどの小型の草食動物やバッタなどの昆虫類、ヘビなどの爬虫類を狙います。
これは、セグロジャッカルと同じくらいか小さい動物たちなので狩りやすいという理由もありますし、他の肉食動物に横取りされにくいということもあります。
例えば、大型の草食動物をセグロジャッカルが狩ってしまった場合、獲物が大きいのでその場で食べることになります。
そうすると、ライオンやハイエナなどからしたら良い横取りの対象になってしまいます。
特に対ライオンとなると、セグロジャッカル自身が獲物になる場合もあります。
その為、すぐにその場で食べきれたり、持ち運びしやすい小型の獲物を狩るのを好んでいます。
狩りの様子や家族で仲良く過ごしてる動画を用意しましたのでぜひ見てみてくださいね!
まとめ
今回はセグロジャッカルについてご紹介いたしました。
過酷な弱肉強食の世界で生きる肉食動物の中では小柄な部類のセグロジャッカル。
群れ(家族)で暮らし、お互いに助け合い、協力し合って生きるセグロジャッカル。
国内では野生はもちろんですが、飼育されている動物園も現在のところございません。
飼育状況は、上記のサイトを参考にしております。タイミングによっては、飼育されている動物園があるかもしれませんので、ご興味のある方はご自身でお調べしてみてくださいませ。