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子ウミガメ

ウミガメ保護のボランティアってどんな活動をしているの?ELNAの活動内容とは。

目次

今回はウミガメ保護活動について、認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(通商:ELNA)の実際のボランティア活動についてご紹介します。

ウミガメ保護活動で実際に行っていること

ウミガメの産卵状況を確認するための調査

母ガメは一度の産卵で約100個の卵を産みます。赤ちゃんガメは土の中で孵化して、海へかえっていきます。

ウミガメが産卵にやってくる砂浜に行き、ウミガメの赤ちゃんが海にかえったあとの産卵巣(土の中)を堀り、何匹孵化したのか、などを調査します。

継続的にモニタリング調査をすることはウミガメ保護活動でとても大切なことです。

子ウミガメ
画像引用元:Pixabay

どこの砂浜に行くことが多い?また、ボランティアスタッフは学生も多い?

小笠原の父島と母島それぞれに産卵場所がたくさんありますので、いろいろな場所に調査に行きます。

ボランティアは学生さんが多いです。

社会人の方、島民の方、外国人の方もいらっしゃいます。

小笠原諸島は東京から船で約1日かかる場所なので、大切な自然が保管されています。

学生の方~社会人の方まで幅広くボランティア活動に参加されていて、特に学生の方など若い世代にボランティア活動などを通して自然の素晴らしさや大切さに触れてもらいたいです。

次世代へと残す活動を継続していく。その流れを作っていけたらいいと思っています。

保護したウミガメの飼育もしているの?

小笠原海洋センターでは、ウミガメの飼育をおこなっています。

水が汚れてしまうので、定期的に水槽掃除をしたり、餌をあげたりもします。

ウミガメのプール掃除
写真提供:認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー

小笠原海洋センターは、ELNAが運営している小笠原諸島の父島にある施設です。

ウミガメ達は大きくなるとリリースします。

それとは別に常設展示として飼育している大きなウミガメも数匹います。

ウミガメ保護活動の重要性

子ウミガメが大人にまで成長できるのは1/500もしくは0.2~0.3%ほどの確率だそうです。

人間の乱獲などの影響や海洋汚染も、ウミガメの個体数減少に影響していると言われています。

ウミガメ保護活動は、ウミガメの個体数増加に繋がる大切な活動です。

日本近海の海にも意外とウミガメは多く生息しています。

そのため、日本でのウミガメ保護活動は世界のウミガメの個体数増加にも繋がっています。

子ウミガメ
撮影者:KATSU

認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャー(ELNA)について

認定NPO法人エバーラスティング・ネイチャーは、ウミガメを絶滅から救い、人もウミガメも共存できる持続可能な世の中を目指しています!

主な活動は、インドネシア、小笠原諸島、関東で絶滅危惧種ウミガメの調査・保護活動をしています。

インドネシアでは地元住民による違法なウミガメ卵の採取が続いています。

ELNAは、ウミガメ卵を地域住民から買い上げ、それを自然ふ化させることで卵採取の問題に対処しています。

関東では、毎年100頭ものウミガメ漂着個体の調査をしています。

この調査によりウミガメに関する様々な情報を得ることができ、ウミガメの生態解明のための貴重な資料になります。

小笠原では、1800年代後半から食用としてアオウミガメ漁が盛んでした。

しかし乱獲により捕獲できる数が激減。

最盛期には年間3000頭捕れていたものが、数十頭しか捕獲できない状況になってしまいました。

現在は、産卵数も回復してきましたが、1800年代の水準には達していません。

ELNAは、小笠原海洋センターを拠点に、アオウミガメの保全活動や普及啓発活動をおこなっています。

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