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盆踊り

函館を体感!観光客も参加できるイカ踊りと漁火

2025.8.3

目次

日本の夏といえば、浴衣に屋台、そして盆踊り。
徳島の「阿波おどり」や岐阜の「郡上おどり」など、地域ごとにさまざまな踊りがありますが、北海道・函館には一風変わった盆踊りがあるんです。

その名もイカ踊り。

今回は函館の“夏の風物詩”として知られる盆踊り、イカ踊りと漁火についてご紹介していきます。

イカ踊りは誰でも踊れる楽しいパレード

「イカ イカ イカ イカ イカ踊り♪」という軽快なリズムとともに、踊るユニークな盆踊り。

函館市民は大人から子までみんな踊れる盆踊りなんです。踊りも簡単で、複雑な振り付けもないので観光客の方でも楽しめる盆踊りです。

動画提供元:北海道新聞 どうしん動画ニュース

イカ踊りの背景には、函館の漁業文化がある

イカ踊りはただのパフォーマンスではなく、函館の食文化と歴史に根ざした“感謝の踊り”でもあります。

函館はイカの水揚げ量が全国トップクラスを誇る漁業の町。
地元の人々にとって、イカは日常の食卓に欠かせない存在であり、地域経済を支える大切な資源でもあります。
イカ踊りには、そんな地元の宝へのリスペクトが込められているのです。

引用:函館港まつりの歴史

五稜郭公園
画像引用元:Unsplash

活イカ刺しで函館の海を感じよう

体を動かしたあとは、函館朝市や地元の食堂で「活きイカ刺し」をぜひ。
目の前でさばいてくれる透明なイカは、まさに“命をいただく”体験。

透き通った身のコリコリ食感と、イカ本来の甘みは、まさに函館ならではの味。

そして、イカ文化をもっと深く感じたい人におすすめしたいのが「函館のイカ漁船」と「漁火(いさりび)」の景色

イカ刺し
画像引用元:pixabay

夜の海を照らす漁火と、函館のイカ漁船

漁火って何?
漁火はイカを集めるために使う強いライトで、海面を明るく照らしながら漁をします。

函館の夏の夜、海の向こうに浮かぶ無数の灯りは本当に眩しくて幻想的です。

特に函館山から望む夜景には、街の灯りと漁火が一体となり、世界でも稀な海と港の夜景として高く評価されています。

函館の夜景
画像引用元:Unsplash

漁火の歴史は?

実はこの漁火、実は100年以上の歴史を持つとも言われています。
函館では明治期からイカ漁が本格的に行われるようになり、夜間の操業には光でイカを集める「灯火漁法(とうかぎょほう)」が取り入れられてきました。
初期は松明やランプ、のちにガス灯、さらに白熱電球やハロゲンへと変化しながら、現在ではLEDやメタルハライドランプなどが使われています。

まとめ

今回は函館の夏の魅力、イカ踊りと漁火についてご紹介しました。

観光地としても有名な函館ですが、夏の函館の魅力も是非楽しんでみてください!

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