マヨルカ島のおすすめスポットは?実体験を元に観光してほしい場所をご紹介
2024.1.4
目次
今回は何の記事を書こうか…と悩んでいたとき、ふと子ども時代の夏の思い出が脳裏に浮かびました。
私は幼少期に親の仕事の都合でヨーロッパに住んでおり、夏休みにはよくスペインのマヨルカ島に連れて行ってもらったものです。
そこで今回は、地中海の楽園とたたえられるマヨルカ島の自然について書きたいと思います。
マヨルカ島はどんなところ?
マヨルカ島(マジョルカ島、マリョルカ島などと呼ばれることも)は、地中海の西側に位置するスペインのリゾートです。
ヨーロッパ各国から旅行者が訪れるのはもちろん、スペイン王家の方々が夏の休暇を過ごされる地としても知られています。
温暖な地中海性気候のマヨルカ島では、オリーブやブドウ、オレンジ、イチジクなどが栽培されてきました。
自然以外での観光スポットとしては、建築家ガウディが一部修復を手がけたパルマ大聖堂、ピアニストのショパンとその恋人で作家のサンドが滞在した修道院などが有名どころでしょうか。
息をのむほど美しい海は旅行者に大人気!
休暇でマヨルカ島にやってくる人たちの目当ては、やはり陽光きらめくエメラルド色の海でしょう。
マヨルカ島内には、大小さまざまなビーチが点在しています。
白い砂浜が数km先まで続いているビーチもあれば、幅がやや狭く両側を岸壁に挟まれたビーチも。
ダイビングやシュノーケリング、ボートツアーなどのアクティビティを楽しめるところもあるそうですよ。
私にとってマヨルカ島の海は、自然の素晴らしさを初めて認識させてくれた場所です。
今でも「南の島」「楽園」「海」「夏休み」といえば、真っ先にマヨルカ島を連想します。
続いては、私自身もまだ行ったことがない、山岳地帯や地下深くに広がる別世界を紹介します。
世界遺産の景観が見られるトラムンタナ山脈
マヨルカ島の南西岸から北西岸にかけては、トラムンタナ山脈が約90kmにわたり連なっています。
山脈内には村同士を結ぶハイキングコースがあり、ビーチと同様、大勢の旅人を引きつけているようです。
ときどき足を止めて眼下の景色を眺めたり、めずらしい植物がないか観察してみたりするのも面白いかもしれません。
「トラムンタナ山脈の文化的景観」は、世界遺産にもなっています。
もともと農業には向かない土地でしたが、長い歴史の中で少しずつ石垣や棚田、水路などが作られていきました。
一見のどかな風景も、昔の人たちが大変な苦労をし、時間をかけて築き上げてきたものなのですね。
この地で命をつないできた人々の営みに思いをはせ、感謝の気持ちで一歩一歩を踏みしめたい…のですが、私のような山登り初心者はおそらく歩き続けるだけで精一杯。
歴史の深みを味わう余裕は、あまりなさそう?!
ドラゴンに会える?ドラック洞窟
実はマヨルカ島には、巨大な地下空間が存在します。
その名は、ドラック洞窟。
ドラックとは、現地の言葉でドラゴンを意味する言葉です。
つらら状の石が無数に滴る天井、静かに水をたたえた神秘的な地底湖…。
たしかに、龍が潜んでいても不思議ではありません。
内部は4つの洞窟から成り、各空間はそれぞれつながっています。
徒歩見学のほか、ボートでの地底湖ツアー、クラシック音楽の演奏会もあり、海とも山とも異なる特別な経験ができるでしょう。
「綺麗」「すごい」と感じた原点の体験を大切に
以上、マヨルカ島が誇る自然の美を見てきました。
一人ひとりの心の中にはきっと、自分の子ども時代を象徴する懐かしい風景があると思います。
自然や動物、環境に情熱を傾ける人たちの中には、幼少期の感動体験を原点に持っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。