お正月の門松の意味と歴史についてご紹介

お正月に玄関先で見かける「門松（かどまつ）」。日本の伝統的な正月飾りとして知られていますが、その意味や由来を詳しく知っている方は意外と少ないかもしれません。

今回は最近あまり見かけることもなくなりましたが、縁起物である門松について、解説していきます。

門松はどういう意味があるの？

門松は、年神様（としがみさま）を迎えるための目印とされています。年神様は、その年の五穀豊穣や家内安全、健康をもたらす神様と言われています。

実は、門に松は神様が降りてくる際に宿る「依り代（よりしろ）」の役割を果たすと言われているんです！

実は、門松に使用される松・竹・梅にも意味があります。

これらは、日本人が大切にしてきた価値観そのものです。

門松の歴史と由来についてご紹介

門松の起源はなんと、平安時代にさかのぼるんです。

当初は松だけを用いた簡素なものでしたが、室町時代以降、竹が加えられ現在の形になりました。

武家社会では縁起物として広まり、江戸時代には庶民の間でもお正月の風習として定着していったそうです。

地域による門松の違いはあるの？

実は日本各地で門松の形や飾り方には違いがあるんです。

門松にも地域差があり、日本の文化の奥深さを感じさせてくれますよね。

引用：CELEBRATING A BRIGHT NEW YEAR IN JAPAN

まとめ

門松は単なる飾りではなく、新年の幸せを願い、神様を迎えるための大切な日本文化です。

意味や歴史を知ることで、お正月をより豊かに感じられるでしょう。現代でもこの風習を大切にしながら、新しい一年を迎えてみてはいかがでしょうか。

著者：碧

国際中医師に向けて勉強中の元看護師で中医薬膳師。沖縄から北海道まで転々として、今は富士山が見えるところ在住。山も海も好き。動物も好き。猫たちがよく遊びに来る家に住んでます。