雨の匂いを知ろう!雨の匂いがわかる人になれるかな!?
2025.6.15
目次
今回は雨の匂いについて見ていきます。
雨の匂いってありますよね。
降る前に感じるあの匂い。降っている時にも感じるあの匂い。
あの匂いって何なのでしょうか。
その正体と魅力、そしてこの香りに惹かれる理由をご紹介します。
一緒に知って、雨の匂いがわかる人を目指しましょう!
雨の匂いは科学で説明できます
※揮発性有機物(きはつせいゆうきかごうぶつ)とは、常温で揮発する有機化合物のこと。

ジオスミン
・土のバクテリアが作る成分で、「大地の匂い」の主役。
ピネン
・樹木や草から発せられる、森林のような爽やかな香り。
ジャスミン
・花に多く含まれる、甘く心地よい香り。
オゾン
・雷などで発生する、すっきりした空気感のある匂い。
バクテリア
・雨によって活性化し、ジオスミンなどの香り成分を放出。
こちらの動画では、「雨の匂い(ペトリコール)」の正体を、ジオスミンやオゾンとの関係と併せて分かりやすく解説してくれていますので、ぜひご覧ください。
ペトリコールは大自然がくれる贈り物です
ペトリコールは、雨が降った後に立ち上る特有の匂いを指します。
ちょっとややこしく感じますが、雨の匂い自体の原因は上記で述べた内容があてはまり、ペトリコールは雨が降った後に地面から空気中に上がってきた匂いのことと私は解釈しています。
このペトリコールは多くの人にとって懐かしくも心地よいものであり、自然の香りの一つとして親しまれています。

ペトリコールの定義と由来
ペトリコールという言葉は、ギリシャ語の「petra(岩石)」と「ichor(神々の血)」から派生しています。
この言葉の起源は、雨水が地面に降り注いだ後、土壌中の微生物が分解することで生じる化学物質の組み合わせによるものだと言われています。
雨の匂いには癒しの効果
特に雨の匂いが好きな人は、プルービオファイル(pluviophile)と呼ばれ、五感に敏感で感受性が豊かとも言われています。
ペトリコールの匂いの特徴

ペトリコールの匂いにはいくつかの特徴があります。
澄んだ香り
・雨が降った後の空気が澄んでいて清々しく感じる特徴
土や葉のニュアンス
・濡れた土や葉のようなニュアンスが感じられます。これは雨水が地面や植物に触れることで生まれる香り
芳醇な香り
・自然の中にいるような安らぎをもたらしてくれる
ペトリコールは香り製品にも

森林浴のような香りや、雨上がりの情景を思わせるノートは、多くの人に愛される人気の香りです。
ただし、ジオスミンは高濃度では「カビ臭」に感じられるため、適切なバランスで配合するのがプロの技だとか。
引用元:PETRICHOR
引用元:THE PERFUME SOCIETY
まとめ
今回は雨の匂いについてご紹介しました。
理由は様々ですが、雨が降ることで地上や大気中の他の成分の影響で雨の匂いは形成されているようです。
確かに、地域によって少し匂いも違う気が。気のせいかもしれませんが、都心と木々に囲まれた山の雨の匂いは違う気がします。
あとは、川の近くも違いますね。
私の家の近くの川の場合は、ゴミなどの影響で川底に溜まった悪臭が漏れ出て臭い!と感じることも。
川が汚れていると実感する時でもあるので、この川の雨の匂いがいつか臭い!と感じないようになればいいなと思っています。
雨の匂いについて知ることで、あなたも雨の匂いがわかる人へ。