キジバトの鳴き声や生態をご紹介。庭にも来るキジバトは幸運の証だった?
2023.1.30
目次
今回は身近にいる鳥でハトの仲間のキジバトについてご紹介します。
キジバトはどんな鳥?
キジバトは、鳥綱ハト目ハト科キジバト属の鳥です。別名はヤマバト。
別名のヤマバトにあるとおり、元々は主に山に住んでいることが多い種類だったが、近年では街中の公園などでも良く見られるようになった。
主に果実や種子などを食べる。最も身近に良くいるドバト(カワラバト)と食べる物はほとんど同じなので、一緒にいることも多い。
キジバトの特徴は首元の白黒の縞々のような模様に、翼部分にウロコ模様。茶色っぽい身体も特徴ですね。
このウロコ模様や色がメスのキジに似ているところから、キジバトという名前の由来がきているそうです。
ちなみに、メスのキジはこちら。
確かに似ていますね!翼の部分はそっくりです!
キジバトはどんな鳴き声をしている?
キジバトの鳴き声は、ドバト(カワラバト)と同じような鳴き声でや「ポッポポーポー」と鳴きます。正直ドバトと一緒にいるとどちらが鳴いているか聞き分けは難しいかもしれませんが、よく聞くとキジバトの方が聞き取りやすい感じがします。個人的な感覚もありますが。
キジバトの鳴き声は、「デッデポーポー」と紹介されることも多く、その文字列を読んでから聞くと確かに「デッデポーポー」と鳴いているようにも聞こえてきます。
さらに「クルルー」と喉を鳴らすようになくところもあります。
こちらの動画は「デッデポーポー」とは聞きとれないですが、キジバトの鳴き声の参考にご紹介します。
動画は、【Wildlife World】 のYoutubeを掲載させていただきます。
キジバトはどうやって水を飲む?
実は、鳥類のほとんどは水を飲む時は、くちばしで水をすくってから上を向いて流し込むという方法で飲んでいます。
哺乳類などの動物のように下を向いた状態で「ごくごく」と飲むことが出来ないのです。
ただし、キジバトは違います。というよりハトの仲間ですが。
ご紹介した前述の動画にも映っていますが、下を向いた状態で「ごくごく」と水を飲むことができるのです。
意外と知らない事実だと思いますので、公園などで水を飲んでいるハトを見かけたら、ハトの仲間だからこそ出来る飲み方なんだと思って見てみてください。
何気ない風景が、珍しい風景に変わるかもしれませんね。
キジバトはつがいでいる?
キジバトは基本つがい(オスとメス)でいることが多い鳥です。
一夫一妻制のハトなので、一度夫婦になると基本的にはずっと一緒にいます。
キジバトは年に数回、繫殖することもあり、多くのヒナを誕生させます。
子育てはオスとメス両方で行い、共に餌を取りにいきます。
つがいでいることは、餌の確保面でも効率が良いのです。
ちなみに、一度オスとメスが夫婦になると、一生同じオスとメスかと言われるとそういうわけでも無いようです。
その時の繫殖時期だけつがいでいる。繫殖時期が終わると、また新たなパートナーとつがいになるようです。
もし繫殖時期なのに1羽だけのキジバトを見かけたら、つがいになれなかったということです。
キジバトは幸運の証?
キジバトはつがいで子育てをする鳥です。その為、夫婦円満の象徴としてや幸運の象徴とされることも。
ご自宅の庭に来るキジバトが、そこで巣を作ると縁起がいいそうですよ。
ただし、縁起が良いからとキジバトが住み着いてしまうと、鳴き声やフンなどの問題が出てきます。
キジバトは通常、2 ~ 3週間で繁殖して(卵を産んで)、孵化してから巣立つまで2 ~ 3週間で約1カ月~1カ月半くらいで巣立ちをしていきます。
その為、この1カ月を見守るのもいいのですが、年に数回繫殖する種類なので、同じところで繫殖をするようになると1年中住み着いてしまいます。
特に住宅街などの場合は、近隣の方の被害にも繋がる可能性もあるので、縁起が良いからと巣を作らせるのは考えた方が良いかもしれませんね。
キジバトのつがいが庭に来るのを確認したら、縁起が良いとは感じながらも巣を作らせないような対策をすることをオススメします。
まとめ
今回はキジバトのご紹介をいたしました。
身近にいるハトだけど、意外と知らない生態を知ることが出来ましたでしょうか。
私自身も、今まではあまり気にしていませんでしたが、特に水を飲むところは、今後注意深く観察したいと思います。