ミツバチが蜜を集める理由とは。はちみつが出来る仕組み
2024.7.25
目次
今回はミツバチの蜜「はちみつ」。
トーストにかけて食べたり料理に使ったりと、子供から大人にまで人気のはちみつ。
そんな「はちみつ」に焦点を当ててご紹介したいと思います。
ミツバチが蜜を集める理由とは?
ミツバチが蜜を集める理由は、当たり前ですが「はちみつ」を作るためです。
このはちみつはミツバチにとって保存食になり、寒い時期を過ごす際に必要になります。
そのため、ミツバチは蜜を集めているのです。
ミツバチの特徴などについてはこちらでご紹介をしています。
はちみつが出来る仕組みとは
では、はちみつはどうやってできるのでしょうか!?
1日に数千もの花から花へと飛び回って蜜を集めます。
外で働く蜂と巣で働く蜂がいます。
胃の中では、ブドウ糖と果糖に分解してはちみつにします。
巣で働く蜂は羽をはばたかせてはちみつの水分を飛ばします。
水分量が20%以下になると「はちみつ」の完成です
はちみつは簡単に言うと、ミツバチが花粉や花の蜜を元に体内で作りだした蜜になります。
さて、この元になる花粉や花の蜜ですが、どんな花でもいいのでしょうか?
結論から言うと、花粉や蜜を作る花ならOKです。
ミツバチは実は効率重視!
公園などで身近に咲いている花に、ミツバチが花から花へと飛んでいるのを見かけたことがある方も多いと思います。
様々な種類の花が咲いている場所の場合、実は手当たり次第に花を選んで蜜を集めるのではなく、「低い位置に咲いている」「蜜の糖度が高い」「花が密集している」花を選んで飛んでいるのです。
センタングサや花が大きくて蜜が収穫しやすいヒマワリはミツバチに人気です!
確かにヒマワリ畑にいくと、高確率でミツバチに会えますよね。
こうして花粉や花の蜜を体内に集めたミツバチは、そのまま巣へ持ち帰り、体内にある酵素や唾液を混ぜて吐き出しては食べてを繰り返します。
そして「はちみつ」を完成させているのです。
はちみつが貴重な理由!
はちみつの出来る仕組みはお分かりいただけたかと思います。
たくさんの働き蜂が手分けしながらはちみつを作っていますが、では働き蜂が一生に集める蜜の量はご存知でしょうか?
ミツバチの寿命は大体1ヶ月と言われています。
この1ヶ月の間、一生懸命働き蜂は何千もの花から花へ飛び回り、せっせと蜜を集めてはちみつを作ります。
その量は約10g(ティースプーン1杯分)です。
ミツバチが一生をかけて作る量が10gです!と〜ても貴重な事がお分かりなりますね。
今まで何気なく食べていたはちみつですが、これを知った時には本当に心の底から感謝をして頂くようになりました!
ちなみに働き蜂の労働時間は大体1日6時間だそうですよ!
「働き蜂」という名前の通り、本当に働き者ですね。
はちみつは健康に良い!?
・アミノ酸
・ビタミン
・ミネラル
・鉄
・亜鉛 など
はちみつには、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、鉄、亜鉛などの栄養素があると言われています。
また、アメリカでははちみつによる消化器疾患・神経疾患・心疾患の研究がされているそうです。
1歳未満のお子様には絶対にNG
栄養たっぷりのはちみつですが、1歳未満のお子様には与えてはいけませんのでご注意ください!
ボツリヌス菌により乳児ボツリヌス症を発症する可能性があるためだそうです。
はちみつが種の繫栄につながっていく!?
前述したとおり、ミツバチのはちみつは保存食にもなります。
このはちみつがあることで、寒い時期でも生きていくことができ、種の繫栄に繋がっています。
また、ミツバチが花粉や花の蜜を運ぶことで、植物の繫栄にも繋がっています。
ミツバチがいなくなると多くの植物の減少に繋がり食料危機になるとも言われているくらい、ミツバチは植物の受粉を助けています。
はちみつの日
そんなはちみつですが、はちみつの日があるのはご存知ですか!?
はちみつの日は、ご想像通り「8月3日」だそうです。
1985年に、健康食品としてはちみつの魅力を知ってもらう事を目的として作られた記念日です。
「8(はち)」「3(みつ)」という語呂合わせです。
まとめ
今回はミツバチが蜜を集める理由とはちみつの仕組みについてご紹介しました。
ミツバチにとっては、生きていくため、種の繫栄のためではありますが、多くの植物の繫栄のためにもなっていることを知っていただければと思います。
また「はちみつ」がどれだけ貴重な蜜なのか。
そしてこんな貴重な「はちみつ」をミツバチから頂いている事に感謝しましょうね!