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ウイルスの絵

ウイルスと菌の違いは?徹底解説!

2025.9.13

目次

私たちが日常でよく耳にする「ウイルス」と「菌」。どちらも病気の原因にもなります。ですが、実はウイルスと菌は全く違う存在なんです。

今回はウイルスと菌の違いについてご紹介していきます!

ウイルスって何?

ウイルスの特徴は?
ウイルスは自分だけでは生きていけない微生物です。

ウイルスは人間や動物の細胞に入り込んで増殖していきます。

代表的なウイルスといえば、インフルエンザウイルスや、新型コロナウイルスがよく聞くのではないでしょうか。

ウイルスの特徴は?

ウイルスには、抗生物質は効かないんです。

治療にはワクチンや、抗ウイルス剤が使用されます。

ウイルスのイラスト
画像引用元:pixabay

菌(細菌)って何?

菌はウイルスとは違い、自分で栄養をとり、分裂して増えることができる生き物なんです。

よく聞く乳酸菌も菌の一種。私たちの体に良い働きをしてくれる細菌も多くいるんです。ですが、食中毒や肺炎を起こすとような細菌の種類もあります。

細菌の特徴は?

細菌が原因の病気には抗生物質が有効です。

抗生物質の効果の有無が、ウイルスとのお大きな違いになるんです。

ウイルスと細菌の主な違いを整理すると?

ウイルス
増え方細胞の中で増える自力で分裂して増える
大きさ20〜300ナノメートル(nm)0.5〜5マイクロメートル(µm = 1000nm)
治療法ワクチンや抗ウイルス薬抗生物質
役割体に良い働きをするものもある基本的に体に負担を与える

大きさは、具体的にいうと、ウイルスは細菌の約100分の1ほどの大きさになっています。

引用:Vaccines and immunization

培養
画像引用元:pixabay

予防のためにできることは?

手洗い・うがいはウイルスにも菌にも有効なんです。今は夏でもインフルエンザも流行するようになってきているので、是非、予防のためにも小まめな手洗い・うがいは行っていきたいと思っております。

あとはストレスを溜め込んだり、疲労困憊だったりすると、免疫力が下がって、体の抵抗力が落ちてしまうので、ゆっくり養生しながら抵抗力をつけていきたいと感じいます。

手洗い
画像引用元:pixabay

ウイルスと菌、よくある質問についてご紹介

ウイルスと細菌、どちらが危険?
一概にはいえません。細菌にも無害なものや有益なものがありますし、ウイルスも種類によって重症化するリスクの度合いが違います。大切なのは予防です。
風邪の原因は?ウイルス?細菌?
一般的に風邪をひくときの原因はウイルスが原因です。そのため、一般的な風邪には抗生物質で治らないということがあります。

まとめ

ウイルスと菌、大きさから全然違いますよね。

性質も治療法も大きく違います。ですが、予防策としての手洗いとうがいはどちらも有効です。季節の変わり目、体調崩しやすい時期だったり、抵抗力が落ちやすい時期、しっかりと予防しながら、体調管理に気を付けていきたいですよね。

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