ハヤブサはタカよりインコに近い種類!?急降下の速さは世界一の鳥
2024.2.29
目次
ハヤブサという鳥をご存知でしょうか?急降下するスピードは世界一と言われる鳥のハヤブサ。
一般的にはタカとして知られるハヤブサですが、最新の研究によれば、その行動や特性は意外にもインコに近いものがあるとされています。
今回はそのハヤブサについてご紹介します!
ハヤブサってどんな鳥?
ハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属。英語ではfalcon(ファルコン)と呼ばれる。漢字で書くと隼です!
※ファルコンはタカを表す場合もありますが、一般的にハヤブサ属を指すことが多いので、ハヤブサのことをファルコンと言います。
体長は大きくて45cmほど。ハヤブサと同じ猛禽類のワシやタカと比べると小さめの鳥になります。
ハヤブサの顔はどんな顔?
首は300度くらいは周ります!上の画像も身体は向こうを向いているのに、しっかりとこっちを振り向いてきました笑
顔の特徴は大きな黒い目に目の周りに黄色が入ってますね!鼻の部分も黄色で嘴は黒(灰色っぽい)で鋭くとがっています!
こちらが横から見た顔です!
ハヤブサの足はどのような足?
ハヤブサの足は黄色で爪が黒くなっています!ハヤブサの握力の正確な数値は調べても判明しませんでしたが、狩りで中・小型の鳥類(ハト・ムクドリ・スズメなど)を捕獲するため、それなりに強い握力を持っていると思われます!
鋭い爪のおかげで、太い木でもしっかりと幹に引っ掛かけることが出来ます!細い幹だとしっかりと掴むこともできます!
ハヤブサの翼の裏は?
ハヤブサのお腹辺りには縞々の模様があります!その模様が実は翼の裏まで続いているのです!
この縞模様は相手を威嚇するためにあるとも言われています!写真を見ていただくとわかりますが、とても綺麗な縞模様がずっと続いているのはハヤブサの特徴でもあります!
ハヤブサの狩りと世界一のスピードが出せる訳
ハヤブサの急降下スピード(落下スピード)は世界一と言われ、時速約300kmのスピードが出ることも!
早すぎです。ハヤブサの狩りは、補食鳥類へ狙いを定めると、その鳥へ向かって一気に飛んでいきます!ハヤブサの飛ぶスピードがあれば、他の鳥類が飛んで逃げようと追いつけてしまいます。
そして、ハヤブサは足の筋肉が発達しており強力なので、そのまま空中で補食鳥類を捉えてしまうのです。こちらはハヤブサの狩りの様子と圧倒的スピードの様子を見れる動画になります。
動画は、【Nat Geo WILD】 のYoutubeを掲載させていただきます。
まさに弾丸!というスピードですね。
この圧倒的スピードを出せる訳は、ハヤブサの翼の形にあると言われています!
無駄な広がりをせずに、鋭くまとまった翼。さらに急降下する際には少し折りたたみ空気の抵抗を減らすスタイル。(上記の動画をご参照ください)
これが、世界一のスピードを出せる訳なのでしょう!
このスピードのおかげでハヤブサの狩りの名手と言われています。
またハヤブサ自身よりも大きい鳥類を狙うこともあるので、ハヤブサを見かけたら他の鳥類はそこから姿を消すと言われることもあります。
こちらの写真のように、止まっている時のこの美しいフォルムもまたハヤブサの特徴です!
ハヤブサはインコに近い種類?
見た目や猛禽類ということもあり、タカの仲間とされていたハヤブサ。
しかし、DNA研究が進むにつれて「インコやスズメ」に近い種類だったことが2013年頃に判明したそうです!
そのため、鳥類の分類では2013頃からハヤブサ目という独立した目が設定されました。
参考:日本鳥学会 100 周年記念 「日本鳥類目録」の改訂第 7 版
ハヤブサはどこで見れる?
ハヤブサは日本国内でも野生の姿を確認できます!
日本全国で見られることがあるが、そこまで個体数が多い訳では無いので、探そうと思ってもそうそう見つからない場合も!?
主に、海岸沿いや崖などの付近を好むとされていますが、近年では獲物が多い市街地などで見かけることもあります。
崖などを好む習性の為か、市街地では鉄塔などに止まっていることが多い。
留鳥(りゅうちょう)なので、その基本的に同じ地域にずっと生息しています!
日本国内の動物園でも飼育されています!
※ 2024年2月時点 参考:日本動物園水族館協会 ハヤブサ検索
※ハヤブサの種類は他にもあり、オナガハヤブサやチゴハヤブサやセーカーハヤブサを飼育している施設もあります!
まとめ
今回は世界一のスピードを誇る鳥、ハヤブサをご紹介しました。その見た目が「カッコイイ!」と評判でもあるハヤブサ。
動物園ではそのスピードを見ることは難しいかもしれませんが、野生の姿をもし見かけた際は、ぜひカメラで追っかけてみてください。たぶん、追いつけません笑