ラブラドールレトリバーってどんな犬?黒色もいるし、盲導犬にもなれる犬?
2024.5.12
目次
ラブラドールレトリーバーは人気のあるペットとして知られていますが、その能力は盲導犬や介助犬など、さまざまな分野で活躍しています!
毛皮の色も一般的な白やクリーム色だけでなく、黒色やチョコレート色の毛皮を持つ個体もいます!
今回はラブラドールレトリーバーについてご紹介します。
ラブラドールレトリーバーの特徴
ラブラドールレトリバーは大型犬種に分類される犬で、とても温和な性格をしているのが特徴です。
人に懐く性質を持ち、人と相性の良い性格をしていることから、家で飼われる家庭犬として人気です。
美しい毛並みや人間社会に溶け込む性格を併せ持つので、日本だけでなく世界中で人気があります。
大きな見た目に反して優しい眼差しの印象を与えますが、アーモンド形をした目にも特徴があります。
垂れ耳もチャームポイントの一つで、可愛らしさを引き立てる魅力になっているといえるでしょう。
また知能が優れていることや適応力の高さもあって、盲導犬や警察犬、さらには麻薬探知犬や救助犬として活躍する個体までいます。
さらに、スポーツ犬としても有名です!
ラブラドールレトリーバーの運動能力は水泳、狩猟に加えて、フリスビーやアジリティなど、多くのスポーツ競技種目で活躍できるほどです。
その運動能力を活かして、セラピー犬や救助犬としての活躍もしているのです。
人の不安を取り除き、希望を取り戻させる個体は、傷ついた人の社会参加を助ける貢献をしています。
家族としてのペットだけでなく、社会になくてはならない犬種だといえます。
黒色のラブラドールレトリーバーの存在
黒色のラブラドールレトリーバーの存在は、この種の中でも特異な存在なのです。
ラブラドールレトリバーは実は、毛の色の違いに性格にも違いが表れるのです。
代表的な毛色の白やクリーム色は比較的落ち着いた性格ですが、チョコレート色や黒色は社交的で活発な傾向があります!
そのため、一般的にチョコレート色や黒色の個体は盲導犬には向かないといわれています。盲導犬には穏やかで落ち着いた性格を持つ、白やクリーム色の毛色の個体が活躍を見せている傾向です。
ただ同じ毛色でも個体差がありますし、しっかりと訓練を受けて活躍しているチョコレート色や黒色の個体も存在するので、毛色だけで適性がないと決めつけるのは間違いではあります。
そして、盲導犬としては不向きでも社交的な性格と強い嗅覚を持つ黒色は、災害救助犬にふさわしい特性があるため、そういった現場で大活躍していることがあります!
災害救助犬の訓練動画をご紹介します。
ラブラドールレトリーバーと盲導犬
ラブラドールレトリーバーは、その従順な性格と高い学習能力から、日本国内で盲導犬として一番多く活躍しています!参考:公益財団法人日本盲導犬協会公式
母性本能が強く、非常に知能が高く、忍耐強さもあり、人への奉仕精神に優れた性格も、盲導犬としての活躍に大きな役割を果たしています。
盲導犬は生後から訓練が始まり、その後10年ほど活躍することになります。10歳くらいになると引退して、受け入れ先の家族に引き取られ余生を過ごします。
ラブラドールレトリバーの平均寿命は10~12年といわれているので、盲導犬になった個体はそのままほぼ一生を過ごすことになります。
ちなみにイエローや黒色に対して、チョコレート色の個体が少し短命の傾向とされています。とはいえ同じ毛色でも個体差があるので、平均寿命を気にするよりも常に愛情を持って接することが大切です。
ペットに飼いやすい犬種ですが、早くから訓練を始めることで様々に活躍できる可能性を秘めています。多才で働き者で献身的なので、人々に愛され、また人の社会に良い影響を与えています。
1984年には日本警察犬協会にも認められ、警察犬としての活躍もしています。
ラブラドールレトリーバーの賢さと従順さは、犬種の特徴であるレトリーバーの仕事をより効果的にこなすことができる点でも重宝されています。
ラブラドールレトリーバーとレトリーバーの関係
ラブラドールレトリーバーは、レトリーバー犬種の1つです。レトリーバーは、猟犬として育種された犬種で、鳥や獣を狩り、飼い主に持ち帰ることができます!
ラブラドールは、このレトリーバー犬種の中でも、おおよそ中型犬から大型犬の範囲に属し、性格が温和で、しつけや飼育が比較的容易です。
レトリーバーは、獣医師や専門家の犬種分類によって、属する品種が異なることがありますが、ラブラドールはその中でも有名であり、多くの人々に親しまれています。
ラブラドールレトリーバーの血統書の由来
ラブラドールレトリーバーの血統書は、品種規範に従って犬の純粋な家系を示す書類です。
ラブラドール・レトリーバーの血統書の由来は、18世紀にニューファンドランド島からイギリスに連れて来られた犬種に起源があります。
その後、名前は変更され、品種が洗練され、19世紀にはエリザベス女王によって愛され、英国王室とともに歴史を紡いでいくことになりました。
まとめ
今回はラブラドールレトリーバーについてご紹介しました。
個体の毛皮の色は違えど、知能の高さ、性格、運動能力に大きな個体差は無いのかなと思います。
ラブラドールレトリーバーは、家族として一緒に住むのにも適していますし、盲導犬・介助犬などの人間の支えになるのにも向いています。
救助犬として、災害現場での手助けにもなってくれます。
非常に能力の高い犬種と言えるでしょう。