2022.5.3
スナメリはかわいい?性格は?寿命は?スナメリ調査!
- 動物・生物関連
KATSU
目次
今回は魅力たっぷりのスナメリについてご紹介します!
スナメリとは?
スナメリ(学名: Neophocaena phocaenoides)
クジラ目(鯨)目 ネズミイルカ科スナメリ属
成獣の体長は150cm ~ 200cmほどで、背びれは無く海を生息地としている哺乳類です。
スナメリの寿命は20年から30年と言われており、日本国内の水族館では35歳まで生きた例もある。
水族館で見られるスナメリはかわいく人懐っこい印象を受けるが、スナメリは警戒心が強い生き物で、野生ではあまり見かけない。また近年は個体数の減少もあり、日本近海で目撃される例も減少している。
スナメリの個体数減少の原因としては、海上交通の増加・海の水質悪化などの生息環境の変化や餌となる魚の減少などが考えられています。
レッドデータ検索システムによると、生息地は関東~関西、瀬戸内海~九州など日本中部から南へかけて幅広い。しかし、瀬戸内海や関東、九州の一部の生息地では絶滅危惧Ⅰ類に分類されております。
スナメリの食べ物
スナメリは海に住む哺乳類です。イルカやクジラと同様に、魚・エビ・イカやタコなどを捕食します。
それぞれの生息地に分布している生き物を食べています。1日当たり、体重の5%前後の量を摂取していると考えられています。

スナメリ調査
スナメリの生態や日本近海での個体数の把握の為に、様々な団体や施設がスナメリ調査を行っております。
大阪では【海遊館】が例年スナメリ調査を大阪湾で実施しています。
実は、私自身海遊館のスナメリ調査に参加したことがあります。
海遊館のスタッフの方と一般参加者(私も一般参加者)、さらに動物専門学校の学生の方など数十人態勢で大阪湾でスナメリを探しました。
その時は発見には至りませんでしたが、その時にお話しを聞くまでは、国内のしかも大阪湾にもスナメリがいるのかと驚いた記憶がございます。
日本近海では、海洋哺乳類をあまり見かけないのですが、数十年前までは当たり前にいたのかと思うと寂しいですね。スナメリに限らず多くの野生動物が減少しています。
もちろん全てが人間の影響ではありません。
ただ少なからず、私も含めた人間の活動の影響もあって生息環境の悪化が、繁殖を妨げて個体数減少に繋がっているのではと思います。
海の環境改善だけですぐに個体数が戻るかと言われると難しい面もございます。
しかし!自然界で分解されないポリエステル素材のゴミを捨てるのを止めるなどの些細な取り組みがあれば、やらない時よりかは個体数は増加するのではと考えます。
なぜなら現実問題としてスナメリだけではなく、多くの海洋生物が間違ってポリエステルを体内に取り入れ死に至る事案が発生している為です。
こういった原因で失われる命が減りますように。
参考資料:環境省_せとうちネット:スナメリ
帆船でスナメリを探そう!
2022年6月4日(土)~6月5日(日)にかけて、スナメリ調査が行われます。
これはアイサーチ・ジャパンさんと一般社団法人グローバル人材育成推進機構 帆船みらいへ事業部さんの企画です。
こちらのスナメリ調査も大阪湾なのでご都合が合う方はぜひ!