カバの皮膚の厚さはどれくらいなの?硬さや乾燥に弱いなど、皮膚について知ろう!
2023.11.23
目次
今回はカバの皮膚に注目してご紹介したいと思います。
カバの皮膚の厚さはどれくらい?特徴とは。
カバの皮膚は非常に厚く、さまざまな層で構成されています。
最も厚い部分では約5センチメートルに達することもあります。
最も外側の層は硬い角質で覆われており、外部からの刺激に強く身体を守る役目を果たしています。
カバの皮膚には多数の皮膚腺が存在し、これらの腺は皮膚を保湿し、摩擦から守る役割を果たしています。
ただ、カバの皮膚は乾燥に弱いとされており、積極的に保湿をすることが必要です。
カバの皮膚の色と模様
カバの皮膚は一般的に黒灰色や濃い灰色をしています。
これは、カバが水中に潜ることで日焼けを防ぐために進化した結果です。
また、カバの皮膚には不規則な模様があります。
その模様でカバの個体を見極めることができると言われています。
こちらに2頭のカバが写っている画像をご用意しました。
違いがわかりますか?正直、私にはあまりわかりません笑
ただ、2頭を見比べてみると、お腹あたりのシワ模様が違うように感じます。
さらに左のカバの方が少しゴツゴツした感じにも見えます。
この辺りがカバの皮膚の模様の違いかもしれませんね!
カバの皮膚の感覚器官
カバの皮膚は、触覚や温度感知という感覚器官も持っています。
カバの皮膚は非常に敏感であり、外部の刺激や温度の変化に敏感に反応します。
これにより、カバは周囲の環境からの情報を正確に捉えることができます。
触覚能力によって、カバは水中や泥の中での移動やエサの捕食がスムーズに行えます。
また、温度感知能力によって、カバは水温の変化や日光の影響を感知し、適切な行動を取ることができます。
カバの皮膚は痛覚も感知することができます。
つまり、カバは外傷や刺激を受けた場合に痛みを感じます。
その痛みを感じるからこそ、大事な皮膚が傷ついたことをしっかりと自分で認識することができて、皮膚の保護に向けての行動をとることができます。
カバの皮膚の変化
カバの皮膚は成長とともに変化します。
若いカバは柔らかな皮膚を持っていますが、成長するにつれて皮膚は厚くなっていきます。
また老化が進むことで、皮膚は乾燥しヒビやしわができることがあります。
成長に伴って、カバは古い皮膚を脱ぎ捨てる脱皮サイクルを経験します。
脱皮は通常、水中で行われ、カバは岩や木の枝を使って古い皮膚をこすり落とします。
新しい皮膚は脱皮後に現れ、カバの体を保護します。
カバの皮膚の保護
カバの皮膚の日常的なケア方法としては、水の池や川での適切な水浴びです。
これにより、皮膚を保湿し乾燥を防ぐ助けとなります。
だから、カバは日中のほとんどを水や泥の中で過ごしています。
陸地に上がることもありますが、陸地で草などを食べるのは意外と夜(日が落ちてから)になってからの場合も多いのです。
まとめ
今回はカバの皮膚についてご紹介しました。
厚く硬い皮膚を持っているカバですが、その皮膚は乾燥に弱いという弱点もあります。
カバが動物園などでも多くの時間を水中でじっとしているのは、この乾燥から皮膚を守るためでもあったんですね!
今度、動物園などで観察する機会があれば、ゆっくりと見てみようと思います。
もしかしたら、個体によっての皮膚の模様の違いにも気づけるかも笑