幸運を運ぶ鳥?ツバメの巣作りの仕方は?
2024.6.28
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最近はツバメの巣立ちの時期なのか、ツバメが数匹で飛び回っている様子をよく見かけます。
この間千畳敷カールという標高2612mのところに行ったのですが、そこにもツバメの巣があり驚きました。
今回は幸運を運ぶと言われている縁起の良い鳥、ツバメの巣作りと子育ての仕方についてご紹介します!
縁起が良い?ツバメが幸運を運ぶと言われる理由
ツバメの巣には縁起が良いと言われている理由は昔から色々あるそうです。
- ツバメは鬼門に巣を作らない?
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鬼門と呼ばれる、何をするにも避けた方が良いと言われている方角があります。ツバメはそんな鬼門にあたる場所に巣を作らないと言われています。
実は、その理由は分かっていません。
昔から鬼門という方角は災いが入って来ると言われているので、家を建てるときには重視されています。風水においても、鬼門にあたる場所というのは、悪いエネルギーが溜まりやすいため何か災いが起こりやすいとのことです。
ツバメが巣を作る場所は鬼門ではないということで、災いを家に入れない、という意味があるそうです
- ツバメは人通りの多い場所に巣をつくりがち
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ツバメの天敵といえばどのような動物なのでしょう?実は私たちに身近な猫やカラスというのはツバメにとって天敵なのです。ツバメは天敵に巣を襲われないように人通りの多い場所に巣を作ると言われています。
人通りが多いところは商売が栄えると言われていることから、ツバメの巣が出来ることで商売繁盛すると言われているそうです。
- ツバメの巣が出来ると害虫がいなくなる
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ツバメの主食は昆虫で、特に子育ての時期にはたくさんの虫を食べます。
ツバメの子育ての期間は、巣の中にいる雛鳥たちにたくさんの餌を採ってくる必要があります。
そのため、親鳥も飛び回っているため、運動量が多く、たくさんの餌を食べる必要があります。
特に食べる虫、というのが実は人にとっても害虫であるハエや蚊、なんです。
ツバメの巣ができると、私たち人間にとって害虫になるハエや蚊をたくさん食べるため、虫がいなくなります。
- ツバメの巣ができると家や店の外回りが綺麗になる?
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ツバメの巣が出来ると、親鳥やヒナたちのフンで巣の下が汚れてしまいます。玄関先にフンがたくさん落ちていたら、多くの人はこまめに掃除をします。
そうすることで玄関周りが綺麗になると言われています。
- ツバメの巣が出来ると優しい人が集まる?
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ツバメの巣と優しい人がどのように関係しているのでしょうか?
なぜかというと、優しい人は子育てのために作られたツバメの巣を壊したりしないからです。
ツバメが巣を作ったということは、そこには優しい人住んでいる、ということにつながります。
・子宝に恵まれる
・無病息災
・豊作・商売繁盛になる
ツバメの巣作りの仕方は?ツバメが巣立った後はどうすればいい?
ツバメの巣作りの仕方は?いつ頃ツバメは巣を作る?
ツバメが巣作りを始めるのは3月頃です。ツバメのオスとメスでお互いに協力し合ってつくります。
材料としては、泥と枯れ草に唾液を混ぜて固めてツバメの巣をつくります。ツバメが巣を作るのにかかる時間は大体8日程度と言われています。
ツバメの巣作りは、人の出入りがあり、湿気の少ない爽やかな環境で、巣を壊さないやさしい人がいる場所を選ぶそうです。
ツバメのヒナたちが巣立った後のツバメの巣は壊していい?
ツバメのヒナは、孵化した後大体20日前後で巣立ちます。巣立った後は数日間はヒナたちは一緒に行動し、電線などに止まって親のツバメからエサを貰うそうです。 また、巣立った後7日間位は巣に戻って寝ていますが、最後のヒナが巣立つと親のツバメも巣を離れ、自然のなかで暮らす生活に戻ります。その後ツバメは10月頃に南へと渡っていくそうです。
また、ツバメは一度巣を作ると、翌年以降も再び同じ巣に戻り、子育てをすることも少なくないそうです。ですが、ツバメは渡りの途中で死んでしまうことも多く、同じツバメでなくても他のツバメが使う、ということもあるそうです。
以下の動画ではツバメが虫を捕まえるところが紹介されています。
まとめ
大きな口を開けて親鳥の帰りを待つツバメのヒナたちを見るのは可愛いですよね。巣立ちの時期は大きくなったツバメのヒナたちが飛ぶ練習をしている様子も見れると季節の流れを感じます。もし軒先にツバメの巣が出来たら見守っていきたいですね。