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キングペンギン

キングペンギン(オウサマペンギン)の性格や特徴をご紹介

2024.9.4

目次

ペンギンの王様、キングペンギン。特徴や王様になった理由をご紹介していきます。

キングペンギン(オウサマペンギン)ってどんなペンギン?

キングペンギン

・ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属

・体長 85〜95㎝くらい

・2番目に大きい

・比較的温暖な亜南極の島々

・目の横に鮮やかなオレンジ色がある

ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属のペンギンで、ペンギンの種類の中で2番目に大きいペンギンです。

体長は85 ~ 95cmほどで1m近いペンギンもいます。

ペンギンと聞くと南極にいるというイメージがありますが、実際のキングペンギンはと言うと南極にはいないのです。キングペンギンの生息地は、南極より北に位置する比較的温暖な亜南極の島々に住んでいます!

キングペンギンの特徴は、首元のオレンジ色や黄色がかった模様と、その模様から頭部へ伸びるような模様。

この模様はコウテイペンギンと似ているところでもありますが、よく見たらはっきりと違います。

キングペンギンとコウテイペンギンの違いはこちらをご参照ください。

キングペンギンの名前の由来

キングペンギンはオウサマペンギンや王様ペンギンと表記されることもあります。

英名では、King Penguin なので、そのままカタカナ読みすれば「キングペンギン」。訳せば「オウサマペンギン」ということで、同じですね。ちなみに漢字で書くと「人鳥」と書くそうです。立っているペンギンが人に似ていることからつけられたそうです!

キングペンギンは、19世紀頃にコウテイペンギンが発見されるまでは、ペンギンで最も大きな種類だと認識されていました。その為、ペンギン界の王様ということで「キングペンギン」という名前がついていたのです。

キングペンギン
画像引用元:pixabay

キングペンギンの性格

キングペンギンの性格は、おとなしい。穏やか。とても温厚な性格をしています。

キングペンギンは多くの群れで生活をしている為、同じキングペンギンでも他の動物に対してもほとんど攻撃は仕掛けないです。

ただ、繫殖時期などは、同じキングペンギン同士で縄張り争いをすることもあります。

普段から集団で群れを作るキングペンギン。多い時は1万を超えるキングペンギンが集まります。

集団でいることで、お互いが壁になり寒さ対策になったり、補食者の天敵から身を守ることもできます。

集団でいることに慣れている為、天敵以外の他の動物が近くにいても、全然気にしないのかもしれませんね。

想像を超える集団の映像を見つけましたので、ぜひ見てみてください!

動画引用元:BBC Earth

両親揃って育児に専念!

キングペンギン
画像引用元:pixabay

キングペンギンは、巣を作らないわずか2種類の中のペンギンの1つです。巣を作る代わりにキングペンギンは、一個の卵を脚の上に置き、お腹の皮をのせて温めます。また、孵化するまで約2ヶ月間オスとメスが立ったまま交代で卵を温めます。

キングペンギンは両親からこんなにたっぷりの愛情をもらって育てられているんですね!

引用元:Animal Diversity Web

キングペンギンの赤ちゃん!

両親の愛をたっぷり受けて育った赤ちゃんですが、

キングペンギンの赤ちゃんは、大人と見た目が全然違います。

こちらが、大人と子供(赤ちゃん)のキングペンギンです。

キングペンギンの親子
画像引用元:photoAC

この通り、キングペンギンの赤ちゃんは茶色一色なのです!しかも大人より大きい!?

最初見た時は衝撃的でした!

生まれてからある時期までは、茶色の羽毛が全身に生えています。

キングペンギンの子供の柔らかい羽毛は生後約6カ月くらいで大人の見た目のような毛に生え変わっていきます。

その為、その生え変わる時期が来るまでは、このような茶色の羽毛で覆われるのです。

この時期のキングペンギンの子供は脂肪を蓄える時期でもあり、この柔らかい羽毛もあって、大人のキングペンギンよりも子供の方が大きい姿になります。

キングペンギンは飛べる?

ペンギンは飛べない鳥で有名ですが、キングペンギンはどうかと言うと・・・

キングペンギンも、飛べません!

ペンギンは飛ぶことが出来ない変わりに、上手に泳げるように進化した鳥です。

ペンギンは海の中をまるで飛ぶように泳ぐことができます。

キングペンギン
画像引用元:photoAC

キングペンギンの翼

キングペンギンは約10分間水中にとどまることができ、25m〜322mのダイビング中に時速約12kmの速度で移動する事がきるのです。そうして、魚などを捕えるのです。

どうしてそんなに速く泳げるのかと言うと「フリッパー」と呼ばれる翼があるためです。

他の鳥よりも硬く、オール状の翼によってとても速く泳げるのです。

また、キングペンギンの外側の羽毛は油もついて、水をはじく効果があります。

その為、キングペンギンは寒い地域の冷たい海に入っても平気なのです。

まさに、泳ぐのに適した進化です。

引用元:Animal Diversity Web

まとめ

今回はキングペンギン(オウサマペンギン)についてご紹介しました。

動物園・水族館でも飼育されていることが多いので、一度は生で見たことがある方が多いのではないでしょうか。

今度キングペンギンを見る際は、模様や泳いでいる時の羽毛などに注目してみてください。

赤ちゃんがいたら、大きさにも注目です!

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