キングペンギン(オウサマペンギン)の性格や特徴をご紹介
KATSU
目次
ペンギンの王様、キングペンギン。王様になった理由や特徴をご紹介していきます。
キングペンギン(オウサマペンギン)
キングペンギンはオウサマペンギンや王様ペンギンと表記されることもあります。
英名では、King Penguin なので、そのままカタカナ読みすれば「キングペンギン」。訳せば「オウサマペンギン」ということで、同じですね。ちなみに、学名はAptenodytes patagonicus(アテノディテス パタゴニクス)
ペンギン目ペンギン科オウサマペンギン属のペンギンで、ペンギンの種類の中で2番目に大きい種類です。
体長は85 ~ 95cmほどで1m近い個体もいます。
キングペンギンは、19世紀頃にコウテイペンギンが発見されるまでは、ペンギンで最も大きな種類だと認識されていました。その為、ペンギン界の王様ということでキングペンギンという名前がついていたのです。
キングペンギンの特徴は、首元のオレンジ色や黄色がかった模様と、その模様から頭部へ伸びるような模様。
この模様はコウテイペンギンと似ているところでもありますが、よく見たらはっきりと違います。
キングペンギンとコウテイペンギンの違いはこちらをご参照ください。

キングペンギンの性格
キングペンギンの性格は、おとなしい。穏やか。とても温厚な性格をしています。
キングペンギンは多くの群れで生活をしている為、同じキングペンギンでも他の動物に対してもほとんど攻撃は仕掛けないです。
ただ、繫殖時期などは、同じキングペンギン同士で縄張り争いをすることもあります。
普段から集団で群れを作るキングペンギン。多い時は1万を超えるキングペンギンが集まります。
集団でいることで、お互いが壁になり寒さ対策になったり、補食者の天敵から身を守ることもできます。
集団でいることに慣れている為、天敵以外の他の動物が近くにいても、全然気にしないのかもしれませんね。
キングペンギンの赤ちゃん
キングペンギンの赤ちゃんは、大人と見た目が全然違います。
こちらが、大人と子供(赤ちゃん)のキングペンギンです。

このとおり、生まれてからある時期までは、茶色の羽毛が全身に生えています。
キングペンギンの子供の柔らかい羽毛は生後約6カ月くらいで大人の見た目のような毛に生え変わっていきます。
その為、その生え変わる時期が来るまでは、このような茶色の羽毛で覆われるのです。
この時期のキングペンギンの子供は脂肪を蓄える時期でもあり、この柔らかい羽毛もあって、大人のキングペンギンよりも子供の方が大きい姿になります。
キングペンギンは飛べる?
キングペンギンは鳥類ではありますが、飛べません。ペンギンは飛ぶことが出来ない変わりに、泳ぐことに特化した進化をした動物です。
ペンギンは海の中をまるで飛ぶように泳ぐことができます。そうして、魚などを捕えるのです。

キングペンギンの外側の羽毛は油もついて、水をはじく効果があります。
その為、キングペンギンは寒い地域の冷たい海に入っても平気なのです。
まさに、泳ぐのに適した進化です。
まとめ
今回はキングペンギン(オウサマペンギン)についてご紹介しました。
動物園・水族館でも飼育されていることが多いので、一度は生で見たことがある方が多いのではないでしょうか。
今度キングペンギンを見る際は、模様や泳いでいる時の羽毛などに注目してみてください。
赤ちゃんがいたら、大きさにも注目です!