美しい青い鳥!オオルリの鳴き声と生息地について
2024.3.6
目次
今回は山梨県笛吹市の市の鳥にもなっているオオルリの生息地、独特な鳴き声についてご紹介していきたいと思います。
オオルリってどんな鳥?
・オオルリ(大瑠璃、学名Cyanoptila cyanomelana)は、ヒタキ科オオルリ属に分類される鳥類です。
・オオルリは春になると日本に来る渡り鳥です。日本が冬の間は東南アジアに住んでいます。
・ウグイス、コマドリと同様、日本三鳴鳥と、呼ばれています。
全長が約16 、17cm程度。どの程度の大きさかと言うと、スズメよりやや大きく、ムクドリよりは小さいサイズになっています。
オオルリのイメージは名前の通り、青い鳥なイメージがありますが、オスの背中は尾も含め光沢のある青く、お腹は白、胸の部分は黒い鳥なので、上から見ると鮮やかな青色の鳥です。メスのオオルリは、オスと色が違い、頭から尾にかけて背面が茶褐色と少し見つけにくい地味目な色合いをしています。オスの鳥の方が色鮮やかな鳥類なんですね。
鳴き声の美しい鳥、オオルリ
オオルリと言えば鳴き声に特徴があり、美しいさえずりの鳥としても有名です。
鳴き声は、美しい声でゆっくりとピリーリー、ピールリ、ジィ、ジィと鳴くそうで、主にオスのオオルリがさえずります。メスのオオルリもさえずることがあるそうです。
海外からの渡来?オオルリの生息地
オオルリは主に夏鳥として山地の林に生息しています。4月頃、越冬地の東南アジアから日本へ渡ってきて子育てをするそうです。スズメより少し大きい鳥が東南アジアから渡ってくる距離を考えると、すごい距離だなと、感嘆します。
日本のどこに渡来してくるかというと、だいぶ広い範囲で、北海道から九州までとのことです。
オオルリと出会うには?
茶褐色で地味なメスよりも、鮮やかな青い色のオスは簡単に見つけられそうにも思いますが、実は案外なかなか見つからないそうです。
大きさでいうと、スズメより大きい程度のオオルリ。近くまで来てくれると青い色も目立つかもしれませんが、遠くで見ると普通の小さい鳥です。オオルリは高いところにいることが多いため、私たちが下から見上げると、白いお腹や黒い胸のあたりは見えても、特徴的な鮮やかな青い背中はなかなか見せてもらえません。また、見えたとしても、あまりにも遠かったり、光が反射したりすると、綺麗な青色が黒っぽく見えてしまうこともあるでしょう。山で青い色が鮮やかなオオルリに出会うには、山道を登りながらも下に見える木々を見渡しながら探すと運が良ければ出会えるかもしれません。
また、オオルリは渓流沿いの林や、水辺近くの林を好んで生活しているそうです。そのため、オオルリを探そうと思ったら、渓流沿いに遊歩道が整備されている場所が出会いやすいかもしれません。
実は、春と秋の渡りの時期には平地の林で出会えることもあるそうです。その時期は、市街地の公園などでも観察されることがあるとのこと。
遠くまでオオルリを探しに行けない方は近くの少し緑の多い公園を探してみるのもおすすめです。
まとめ
4月になると、東南アジアから渡ってくる鳥、オオルリ。今回は鳴き声が美しいオオルリの紹介でした。これからの時期、山を散策したり、登山に行った時にはオオルリに出会えるかどうか探しながら行ってみたいものですね。